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アデン湾を横断するソマリア難民の数、2010年は減少傾向
2010年1月から3月までにアデン湾と紅海を渡ってイエメンに向かう人々の数は、2009年の同時期に比べて半分近くに減りました。
2009年の1月から3月では、約1万7000人が 「アフリカの角」地域を離れてイエメンの海岸に到着しましたが、2010年最初の3ヶ月間ではその数は約9400人でした。
最も多く減少したのはソマリアから到着する人々です。約3200人のソマリア難民がこの3ヶ月でイエメンに到着しましたが、これは2009年同時期と比べて約3分の1の人数です。
現在イエメンに到着する3人に1人がソマリア難民です。2009年の同時期では、海をわたってくる半分以上の人々がソマリア難民でした。イエメンではソマリア人が到着すると自動的に難民と認定され、約17万人が難民としてイエメンで避難生活を行なっています。
しかし、ソマリア難民の到着が減少したのはソマリアの治安改善によるものではありません。多くのソマリア人が政府軍と反乱軍の戦いから逃れるために、家を捨てて毎日のように逃げる事を余儀なくされています。
2009年前半から続く激しい戦闘は2010年になっても続いており、1月から3月までの避難者数は昨年1月以来最も多く、ソマリア南部や中央、特にモガディシュで暮らしていた17万人近くの人々が家を捨てて避難生活を強いられました。
しかしながら、ソマリアから新しくイエメンへと避難する人々の数は比較的少なく、今年に入ってからは2万人以上が隣国のケニアやエチオピアへと避難しています。
また、ソマリア国内避難民はモガディシュ郊外のアフグーィ回廊(Afgooye corridor)沿いで避難所を見つけたり、首都のもっと安全な地域へと向かいました。
イエメンに到着したソマリア難民によると、北ソマリアにある、イエメンに向かう密航を仲介する業者の船が出発するボサッソ(Bosasso)にたどり着くことがますます困難になっているとの事です。北部に向かう事ができない主な要因として、不安定な治安を挙げています。それに加えプントランドへの旅費を払えない人が増えているということです。
難民の報告によると、プントランド当局は人身売買の阻止に努め、またボサッソでは多くの人々がイエメンに向かうチャンスを待っているとのことでした。ソマリア北部のUNHCRチームは国内避難民の支援を継続して行なっています。加えて情報キャンペーンで、海を横断することの危険性について警告しています。
現在、ソマリア難民約57万が隣国で避難生活を送る一方、ソマリア国内では約140万人のもの人々が国内避難民として避難生活を余儀なくされていると考えられています。
原文 : Somali refugee flow across the Gulf of Aden slows down this year
ソース : News Stories
日付 : 2010年4月9日
日本語訳 : 園田あや、安田万里(国連UNHCR協会ボランティア)
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