






















|
 |

HOME > UNHCRの難民援助活動 > 北部ソマリアでUNHCR、地元当局、宗教指導者が難民保護とイスラム教について討議
北部ソマリアでUNHCR、地元当局、 宗教指導者が難民保護とイスラム教について討議
北部ソマリアのプントランドから来た宗教指導者40人以上が、UNHCRの資金提供を受けて行なわれた、ソマリア難民・国内避難民の権利やニーズへの認識を広げる難民保護法に関するワークショップに参加しました。
このワークショップは、2009年10月3日にガロウェ(Garowe)にあるプントランド大学で行われ、政府関係者やUNHCR職員も出席し、難民保護の概念がどのようにイスラム教のシャリア法に深く組み込まれているかということに特に注目して行なわれました。UNHCRはソマリアの他の地域の宗教指導者や地方自治体とも同じようなセミナーを開催する計画をしています。
「ワークショップの終わりに我々は共同声明を作成し、地元メディアに発表しました」とガロウェで働くモハメッド・サラ(Mohamed Salah) UNHCR保護官アシスタントは言いました。「これにより、受け入れ側の地元住民は紛争から避難してきた、援助が必要な兄弟姉妹への支援に対してさらに理解を示すようになるはずです」と付け加えました。
ワークショップの前に、UNHCRは、カイロ大学法学部教授で法学部長であるAhmed Abu Al-Wafa著書の「イスラムのシャリア法と国際難民法における庇護の権利(The Right to Asylum between Islamic Shari’ah and International Refugee Law)」を各参加者に渡し、議論の出発点にしました。
この本によると、迫害から逃れてきた人々に対するイスラム1400年の寛容の伝統は、他のどんな歴史的事象よりも現代の国際難民法に影響を与えてきたということです。
アントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官はこの本の序文を書きましたが、「現代の国際難民法に取り入れられている全ての原則はシャリア法に書かれています。難民、財産、家族の保護、ノン・ルフールマン原則、庇護の文民的性格、自発的な帰還などこれら全ては聖なるコーランの中で言われています」と2009年初頭に述べています。
受け入れ先コミュニティに対する、国内避難民・難民のニーズや権利に関する啓蒙活動をソマリアの宗教指導者はより積極的に行なうべきであるとUNHCRでは考えています。また、ソマリア語に翻訳された庇護に関するメッセージとコーランからの引用を載せたちらしをUNHCRは作成し、9月からの一ヶ月間ですでに何千枚ものちらしが避難民や受け入れコミュニティ、ビジネスマン、地元当局に配布されました。
「ソマリア人の信仰心は厚く、イスラム経典の解釈に関して地元の宗教指導者を強く信頼しています。ソマリアの宗教指導者のどんな指導も、ソマリア人に強い影響力を持っています」とサラUNHCR保護官アシスタントは指摘しています。
このワークショップは、貧困、紛争、迫害から逃れるために北部ソマリアの庇護を求めてやってくる人々、特にソマリア人やエチオピア人の数が増えている時に行われました。多くの人々がアデン湾を渡ってイエメンを目指しています。
原文 : UNHCR, local officials, religious leaders in Northern Somalia debate asylum and Islam
ソース : UNHCR News Stories
日付 : 2009年10月5日
日本語訳 : 園田あや、安田万里(国連UNHCR協会ボランティア)
|
 |