






















|
 |

HOME > UNHCRの難民援助活動 > アデン湾を渡る密入国で65名の死者、行方不明者
アデン湾を渡る密入国で65名の死者、行方不明者
危険なアデン湾密航により、死者16名と、現在まだ行方不明生存が絶望視されている人49名にのぼるという事故3件が、2009年9月13日からの数日間で発生しました。
一件目は9月13日朝、イエメンのマイファ(Mayfa’a)登録所から150キロほど東にあるラドファン(Radfan)沖合で起こりました。142名が乗っていたこの船は、乗務員がエンジンの故障を直せず船外へと飛び込んだ直後に転覆しました。98名は自力で陸まで泳ぎ着きましたが、43名の生存が絶望視されています。
生存者によると1人はエンジンルームで窒息状態に陥ったようです。船は9月10日の朝にソマリアのボサッソから西にあるエラヨ(Elayo)を出発しましたが、乗船の間、乗客たちは密航業者から繰り返し暴行や脅迫を受けていたとのことでした。
112名のアフリカ人を乗せていた2件目の事故では、密航業者の手で数名の命が奪われた疑いがもたれています。生存者の話によると、9月10日夜にソマリアのマレラ(Marera)を出港してからエンジンルームに場所を構えていた乗客13名の内、3名が密航業者に撲殺され、また10名は窒息死したとのことでした。この船は9月13日にイエメン沖のアル・ハムラ(Al Hamra)に着岸しました。
3件目の事故は、ベルギーの軍艦が沈みかけている小型ボートを発見し、船員は38名を救助しました。乗客数は46名であったとの報告を受け、EUも救助ヘリを出して捜索し付近の海上で2名の遺体を確認しましたが、残りの6名の生存も絶望視されています。
イエメン当局は救助された乗客をアデンの500Km東にあるムルカラ(Mulkalla)港で下船させることに同意しています。
イエメンのUNHCR職員の報告では、アデン湾からの密入国は増加傾向にあり、より多くの人々の命が危険にさらされているということでもあります。2009年9月現在、4万3586名が860艘にも上る船で内戦や政情不安、飢餓や貧困に疲弊したアフリカの角地域を脱出してイエメンにたどり着き、273名が溺死や行方不明で絶望視されています。
原文 : Latest smuggling incidents leave 65 dead or missing in the Gulf of Aden
ソース : UNHCR News Stories
日付 : 2009年9月15日
日本語訳:安田万里、園田あや(国連UNHCR協会ボランティア
|
 |