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国内避難民約6万人、戦闘が比較的小康状態になったモガディシュに帰還

ソマリア国内避難民の女性と子ども。2009年1月から3月までで、何万もの避難民がモガディシュへと帰還した。2009年1月からの3か月間で約6万人の避難民が、戦闘が比較的小康状態になったソマリアの首都モガディシュへと帰還を果たしました。しかしながらその一方で、3月下旬に始まった武装勢力と政府軍との戦闘のため、1200人が避難を強いられました。

モガディシュへの帰還者の多くが、 ソマリア中南部 のシャベレ(Shabelle)の下流および中流地域及び中部のヒラーン(Hiraan), ガラドゥード(Galgaduud)とムドゥグ(Mudug)から避難し、帰還先は主にモガディシュ北東部となっています。

UNHCRの報告によると、ケニアから2200人、イエメンから300人、エチオピアから20人、その他900人も帰還し、またサウジアラビアから強制的に帰還させられた人もいるということです。

ナイロビに拠点を置くギレルモ・ベトッチ(Guilermo Bettochi)UNHCRソマリア事務所代表は関係機関とともに4月8日モガディシュを訪問しました。「この帰還が持続的なものであるように願っています。モガディシュの状況はいまだに不安的で、基本的な公共サービスは整備されていません この難局にあるソマリアの人々を支援するために UNHCRは全力を尽くします。」

難民及び国内避難民のふるさとへの帰還は望ましい解決策ではありますが、UNHCRは不安定な治安状況と基本的な公共サービスが欠如しているモガディシュへの帰還は推奨していません。

帰還民はシェルター(仮設住宅)などの多くの問題に直面しています。帰還先の家々は過去2年間モガディシュにおける激しい戦闘で破壊されています。

UNHCRの指揮のもとで関係機関はモガディシュの状況判断を行い、帰還先コミュニティにおける人道支援策及びプロテクション(法的保護)に関する支援策立案に役立てます。UNHCR事務所長の誘拐を含む国連職員の殺害や誘拐事件を受け、すべての外国人スタッフは2008年半ばに避難しましたが、 UNHCRは治安状況が許せばモガディシュでUNHCRの活動拠点を再建したいと考えています。

ベトッチUNHCRソマリア事務所代表や他の人道支援機関の代表は、4月のモガディシュでのミッションにおいて帰還民や避難民支援のための次のステップをソマリア人職員と話し合いました。

「新政府が帰還民支援に重点を置いていることはとても嬉しいことです。新政府は人々の意思に反して強制的に移動させたりはせず、どこに住むかを決める権利を尊重する意思があることを確認できた事はとても心強いことです」とベトッチUNHCRソマリア事務所代表 は4月14日にナイロビで言いました。

モガディシュへ帰還する人々がいる一方で、ソマリアでは不安定な状況が続き、また干ばつ及び人々の生計手段の欠如のため、何千人ものソマリア人が隣国に避難せざるをえない状況が続いています。

2009年1月以降、2万4000人以上のソマリア人がケニアに避難し、3000人がエチオピアに入国しました。また厳しい干ばつにより国土の多くが荒廃したため、1万人が避難生活を余儀なくされています。

干ばつに影響を受けた約8000人の人々はジュバ川下流地域のキスマヨ(Kismayo)やバドハーデ(Badhaade)に避難し、また2000人以上が地方からソマリア中部のガルガドゥード(Galgaduud)の都市部へと移動しています。一番大きな問題としては、過去30年間で最も深刻な干ばつにより、田園地帯のコミュニティの多くが家畜を大幅に失ったことが挙げられます。

UNHCRは近隣諸国で避難生活を続ける46万人以上のソマリア難民を支援しています。ケニア(27万7000人)、イエメン(12万6000人)、エチオピア(3万6000人)、ジブチ(8000人)、ウガンダ(7000人)です。さらにUNHCRはソマリア国内避難民130万人に対する法的保護やシェルター(仮設住宅)建設をコーディネートしています。

原文 : Some 60,000 return to Mogadishu this year amid relative lull in fighting
ソース : UNHCR News Stories
日付 : 2009年4月14日
日本語訳 : 園田あや、安田万里(国連UNHCR協会翻訳ボランティア)

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