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UNHCRがソマリア人親子のイギリスでの再会を援助

UNHCR職員が、ラーマがロンドンへ向けて飛び立つのに備えて、スーツケースの荷詰めを手助けしました。あるソマリア人親子は紛争のために20年近く離ればなれでしたが、マレーシアのUNHCR職員および再定住計画のおかげで、ラーマ(Rahma)さんはイギリスにいる家族と再会を果たすことができました。

68歳のラーマさんは、6月初旬にクアラルンプールからロンドンに向けて出発しました。その1年前、紛争のさなかのソマリアの首都モガディシュからさほど離れていないAfgooyeの町にある家がミサイルで攻撃されたため、彼女はついに故郷を離れる決心をしました。彼女は息子たちに二度と会えないかもしれないと知っていながら、彼らの身の安全のために、すでに1989年に息子たちをロンドンに送り出していました。

「1年以上も息子たちの消息が分からず、無事を祈って毎晩お祈りをしていました。二度と息子たちから便りがないだろうとも思いました。そんなある日、長男から電話があり、無事であることを知ったのです」とラーマさんはマレーシアを離れる前にUNHCRの職員に話しました。

なんとかイギリスに到着できた長男のバレ(Barre)さんは、ロンドンでバスの運転手の仕事を見つけました。次男のモハメド(Mohamed)さんはニュージーランドに落ち着きました。彼らはいつか会える日を願いながら、時折電話で連絡を取り続けてきました。

アメリカに行く友人と共にラーマさんは故郷ソマリアを離れることを決めました。このことは、ラーマさんと家族との再会のチャンスが現実的に起こりうる、という事でした。その友人がマレーシアにいるソマリア人学生のところへ案内してくれましたが、そこに着いたとき、息子との連絡の取り方がわからないという事に気付きました。

「息子は、私がソマリアを離れ、マレーシアに来たことを知りません。ロンドンの息子の電話番号を失くしてしまったので、どうやって連絡したらいいのかわからなかったのです。二度と息子に会えないと思いました」とラーマさんは涙ながらに振り返ります。

マレーシアで難民申請を行ったラーマさんは、クアラルンプールにあるUNHCR事務所に息子を見つけてくれるよう助けを求め、直ちに職員はバレさんの行方の追跡を開始しました。バレさんも同時に母親がソマリアを離れたことを聞いて必死で探し始めていました。

「バレさんから事務所にEメールが来ました。それは、彼の母親が私たちに会いに来たかどうかを尋ねている内容でした」とクアラルンプールの再定住計画部門のリーダーである入山由紀子UNHCR職員は言いました。「彼の母親がほんの数か月前に事務所に来た事や、バレさんの居場所を探していた事などを伝えることができて本当に良かったと思います。」

ラーマさんはUNHCRの再定住計画により、2、3週間以内にロンドンにいる息子と合流する認可を受けました。「ラーマさんの出発が円滑に進むようイギリス当局に便宜を図っていただき有難く思っています」と入山職員は言います。「私たちは仕事上多くの悲劇に出会います。ですからラーマと家族のようなハッピーエンドの話に立ち会えるのは本当に嬉しいことなのです。」

クアラルンプールのUNHCR職員によるとラーマさんは出発日が近づくにつれて嬉しさがこみあげてきたようでした。「数週間前に彼女に会った時は関節痛を訴え続け、落ち込んで見えました。今は歩く姿ひとつをとってみても、以前にはなかった活気があります」と再定住計画部門のアン・ロー(Ann Loh)UNHCR職員は言います。

外国での新しい生活を考えても彼女はひるみませんでした。「ロンドンに行くのをとても楽しみにしています。息子が私のために、いろいろな事をしてくれるでしょう。私の生活はどんなに変わる事かと思います。去年は恐怖のうちに生きていました。銃声のために夜眠ることができませんでした。今は元気いっぱいで、とても幸せです」とラーマさんは言います。「私は、家族に再会できない他の多くの難民の人たちと違って、本当に幸運だと思います」と彼女は付け加えました。

原文 : UNHCR helps reunite Somali mother and son in UK
ソース : UNHCR News Story
日付 : 2008年6月11日
日本語訳 : 園田あや・安田万里(国連UNHCR協会ボランティア)

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