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ソマリア緊急支援 1-10報

【第10報:2011年8月9日】広がる被害、つなげる支援の輪

新設された難民キャンプでトイレを作る男性たち

【ケニア】

今年に入り11万6000人のソマリア難民が隣国ケニアのダダーブ難民キャンプに逃れてきました。その6割を超える人々は、6月以降2ヶ月の間に逃れてきた人々で占められており、8月に入ってからは、毎日平均して1300人のペースでソマリア難民が流入しています。ケニア政府は急増するソマリア難民を受け入れるために、新たな難民キャンプの設営を許可しました。もともと9万人の受入れ能力だったダダーブ難民キャンプに、現在42万人以上が生活をしており、これまでにない過密化した状況に直面しています。UNHCRは今年11月までに18万人を新設される難民キャンプに移動させる予定です。

ドロアドの難民キャンプで食糧を待つ人々

【エチオピア】

エチオピアでは、現在、毎日270人がソマリアとの国境沿いのドロアドにある難民キャンプに逃れています。この数は今年7月のピーク時の1日平均1500人に比べ激減しました。しかしながら、新たに国境付近に逃れ着いたソマリア難民の話によれば、大勢の人たちが一度に逃れられないようにソマリア国内で道路が封鎖されていたり、ソマリア国内での支援が本格的に始まっていること、また、ドロアドの国境沿いの一時避難所(難民キャンプに行きつく前に、国境沿いで受け入れをする場所)での支援サービスが悪いとソマリア国内で噂が広まっているからであろう、ということでした。

そのような中、ドロアドにある難民キャンプでは、麻疹の集団発生の疑いが報告されています。麻疹はウィルス感染症の一種で、伝染力が非常に強い病気です。2万5000人を受け入れている難民キャンプのひとつでは、8月4日に25人の死亡が確認されましたが、その半数が麻疹によるものではないかと推測されています。医療専門家によると、麻疹自体は死亡の直接的な原因になりませんが、すでに体力のない人や、他の病気と併発すると麻疹も死亡の原因になるそうです。

このような麻疹の集団感染が確認される前には、ドロアドの一時避難所では、1日2回の温かい食事の提供や、栄養失調者には24時間の医療サービスが提供されてきました。しかし事態を重く見たエチオピア政府、UNHCR、そして保健衛生に関わる事業実施パートナーは、8月9日より、生後6ヶ月から16歳の子どもたちを対象に、麻疹、および、ポリオなどの大規模な予防注射のキャンペーンを実施することになりました。ドロアドの難民キャンプの中で、最も被害が著しいコベ難民キャンプの難民、および、地域住民を対象に始める予定です。また、UNHCRは難民キャンプ内の支援活動を改善するため、新たな難民キャンプの設営を進めており、人道援助のパートナーとともに早期の開設を目指しています。

ガルカヨに逃れた親子

【ソマリア国内】

UNHCRは8月末までに援助物資を40万人に配布する予定です。今週中には、ここ5年来行われていなかったソマリアへの援助物資の空輸が行われる予定で、ドバイから31トン分のシェルターなどの援助物資が運ばれます。UNHCRは、この2ヶ月間で首都モガディシュに食糧や安全を求めてソマリア南部などから逃れてきた人は10万人にのぼると推測しています。

ソマリア:飢饉から逃れて(UNHCR本部サイト ビデオ・ギャラリーより)



ソマリア、国民が移動を強いられる国。何十年も続く紛争と、過去6年間で最悪の干ばつにより、今、国民の4人に一人がふるさとを追われています。ソマリア南部では飢饉が宣言され、16万人のソマリア人が、比較的安全な場所であるガルカヨ地域(ソマリア最北西部)に逃れてきました。

(映像に出てくるソマリア人女性の)ツーカイは8人の子どもと一緒に、一ヶ月ほど前ソマリア中央部のバイドアからガルカヨ地域に逃れてきました。「私たちの生活の糧は雨が降るか、降らないかにかかっていますが、このところ雨がぜんぜん降らなくなってしまいました。家畜も、私たちが今まで蓄えてきたもすべてを干ばつのために失ってしまいました。そのような場所でどうやって生きていけるのでしょうか?私たちは生きるために、逃れてきたのです。」

ツーカイとその子どもたちは、ガルカヨまでの600キロメートルの道のりを20日間かけて逃れてきましたが、今はダンボールでできたこの家が、彼女の家です。食糧は他の人々からのおこぼれに頼っています。「私たちはただ私たちの運命に従ってここまで来ました」とツーカイは言います。でも、ガルカヨまでさえ逃げることのできない人たちも大勢います。

ここ数週間でも何千ものソマリア人が食糧や安全を求めて、国内の別の地域や隣国に逃れています。UNHCRは食糧を含む援助物資の配給をソマリア国内で強化してきました。しかし、何か突破口が開かれない限り、紛争や飢饉のために空腹に喘ぐソマリアの人たちは移動し続けなければなりません。

ナビ ソマリア:飢饉から逃れる|Somalia: Fleeing Famine (UNHCR本部 Video Galleries 英語)


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【第9報:2011年8月5日】拡大する飢饉 周辺国も食糧危機に

ソマリアから新たにダダーブ難民キャンプにたどり着き、難民登録を待つ人々
ソマリアから新たにダダーブ難民キャンプにたどり着き、難民登録を待つ人々
7月20日のソマリア南部2地域の飢饉宣言に続いて、国連は8月3日、さらにソマリア南部3地域でも飢饉の状態にあると発表しました。FEWSNET(飢饉早期警戒制度ネットワーク:詳しくは第4報参照)によると、事態はより深刻化しており、飢饉が宣言されたソマリアだけでなく、ソマリア難民が避難している先のケニア東部やエチオピア南部のソマリア周辺諸国でも、食糧危機が警告されています。

2011年7月1月現在、ソマリアから近隣諸国へ逃れ、難民、または難民申請をしている人々は合計で86万8953人にのぼります。それは例えば、現在の東京都23区に住んでいる人たち(約881万人)の10人に1人が自分の家から海外に逃れ、避難生活を送っている状況に相当します。

ソマリア国内で自分の家を追われ、国内外に避難している人々も含めると、その数は232万8000人を超え、この数は愛知県名古屋市〈226万6536人〉の全人口を越える数になります。

【近隣諸国に逃れているソマリア人の数】
 

2011年1月1日までの
ソマリア難民・庇護者数

2011年1月から8月に発生した
ソマリア難民・庇護者数
(①を参照)

2011年8月31日現在
ソマリア難民・庇護者数
(②を参照)

ケニア 35万1773人 12万5035人 47万6808人
エチオピア 8万1247人 7万6676人 15万7923人
ジブチ 1万4216人 2938人 1万7154人
イエメン 18万341人 1万1299人 19万1640人
ほか 1万7306人 8122人 2万5428人
合計 64万4883人 22万4070人 86万8953人

ケニアでは、難民の受け入れを許可しているケニア政府の合意のもと、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)は新たな難民の受け入れのための場所を確保し、Oxfamや国境なき医師団などの事業実施パートナーとともに、急増しているソマリア難民の受け入れ、および、食糧・水の配給や医療などの提供を行っています。ケニアのダダーブ難民キャンプでは毎日平均1300人がソマリアから逃れてきています。難民キャンプをダダーブに開設して約20年が経ちますが、その歴史の中で、今年7月の1ヶ月間にソマリアからダダーブにたどり着いた人々の数である4万人は、残念ながら最悪の記録となってしまいました。

ナビ 難民キャンプ設営に関するニュースはこちら: ソマリアからケニアへの流入、UNHCR難民キャンプの増設急ぐ(UNHCR 駐日事務所ニュース)
ナビ 設営中の模様を写したビデオはこちら: Kenya: Camp Extension (UNHCR本部 Video Galleries 英語)

①2011年1月以降、周辺国が新たに受け入れたソマリア難民の数 (月ごと)
①2011年1月以降、周辺国が新たに受け入れたソマリア難民の数(月ごと)
  ②ソマリア難民の周辺国の受け入れ (累計数)
②ソマリア難民の周辺国の受け入れ(累計数)

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【第8報:2011年8月2日】 《インタビュー》 飢饉が宣言されたソマリアで働く

7月20日に国連が飢饉を宣言したソマリアでは、6月17日から7月24日までの間に、首都モガディシュに逃れてきた国内避難民は約4万人にのぼり、7月28日現在、モガディシュには、累計で約10万人のソマリア人が避難生活を送っていると見られています。その数は日に日に増加しており、毎日1000人ほどの人々がわずかながらの食糧を求めて首都にたどり着いています。

UNHCRは7月のはじめから10万人分に相当する1万6000セットの緊急支援パッケージを首都および飢饉が宣言されたソマリア南部に配布しました。これらの支援活動は、暫定政府軍およびアル・シャバブ軍の勢力化におかれている両方の地域で行われています。UNHCRはさらに6万6000人を対象とする緊急支援パッケージ1万1000セットを首都およびソマリア南部に提供する予定です。

このような中、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)のスタッフで長年紛争の現場で働いてきた伊藤礼樹さんは、UNHCR駐ソマリア事務所の副代表として緊急支援活動に奔走しています。当協会事務局長の高嶋が、伊藤さんがソマリアで実際に目にしたこと、避難民の様子など、今ソマリア国内では何が起こっているのか、また、それに対して遠く離れた日本にいる私たちに何を期待しているのかをお聞きました。

Q) 現在のソマリアの状況をお聞かせください。

現在ソマリアでは、干ばつ、紛争、人権侵害(human rights violation)の影響で、安全な場所や人道的支援、水や食糧などを求めて人々が右往左往している状態です。ソマリアの国内外で人々が移動を続ける状況の中、UNHCRの支援の対象、場所、物資も柔軟に対応しなければならない状態です。

Q) 人々はどこへ逃れるか、彼らはどのように決めているのですか?

一般的に人々は、地方の小さな村からエチオピア、ケニアもしくはソマリアの首都モガディシュへ逃れています。どちらの方向に逃れるのか、その決定要因となるのは、自分がいる場所から、逃げる先まで距離的に近いかどうか、たどり着くまでの道が安全であるか、そこへ行くためのお金を持ち合わせているかということだと思います。

例えば、ソマリア南部からケニアの国境を越えるためには50米ドル(約4100円)かかるといわれています。ソマリアの国内避難民の多くは私有地に自然にできたキャンプに土地代を払いながら住んでいます。その土地代は、一ヶ月3~7米ドル(250円から570円)ですから、50米ドルというと、その約10倍にもなります。移動の資金を調達するために、親戚などからお金を借りたり、持っているものを全て売ったりという話を聞きます。

Q) 故郷から逃れた人々が、故郷へ帰ることができる見込みはあるのでしょうか?

現在避難している人々の多くは、農業もしくは放牧を生業としていた人たちです。彼らは内戦で、そして、干ばつの影響で仕事ができず、飼っていた家畜も失ってしまいました。例年、ソマリアでは4月から6月までと10月から12月に雨が降ります。今年は4月から6月の間の降雨量は例年の50%ぐらいだったといわれています。10月になると、作物を育てる季節となるのですが、今、国内外に避難をしている農業従事者がソマリアに戻らないことになると、農作物の栽培ができず、さらなる食糧危機が起こることが予想されます。

Q) UNHCRの活動は、紛争や人権侵害のため、難民や国内避難民(IDPs)となった人々を支援することが中心でしたが、現在、自然災害が大きく影響をもたらしているソマリアにおいて、UNHCRの役割とはどのようなものですか?

UNHCRは自然災害や干ばつの影響により、もともとあった紛争や人権侵害の被害がより大きなものになっていると捉えています。現在我々が支援にあたる上で、難民・避難民となった理由は厳密に区別していません。支援を必要としている人々を助けるというのが私たちの仕事です。

避難をしてきた人々に住む場所を提供し、法的保護を施すというのが、通常UNHCRが中心的に行う支援です。しかし、ここソマリアでは、現在はクラスターアプローチ(各国連機関や様々なNGOが援助活動の各分野を分担しながら、効率良く協力し合い援助を行う体制。多くの支援現場ではこの手法が用いられる。)とは少し異なる活動を行っています。UNHCRは保護とシェルター中心に活動をしていますが、他の機関や団体と協力して栄養食材の配給や水の浄化剤なども配布しています。

Q) ソマリア国内では、国連職員が自由に支援活動を行える状況ではないと聞いています。その制約について教えてください。

ソマリアで働く上での制限はいろいろとあります。例えば、首都モガディシュに入るためのセキュリティー・クリアランス(安全上の認可書)を取るためには6日間かかり、UNHCRの長である国連難民高等弁務官の許可まで必要となります。

ソマリア北部の比較的安定といわれているソマリランドやプントランドでも移動する際には、地元政府の武装エスコートがつきます。モガディシュの場合、首都の飛行場から出る際には、アフリカ連合ソマリア・ミッション(AMISOM)の装甲車3台が必要となり、私たち職員が2台目の装甲車に乗ります。さらに、防弾チョッキを着てヘルメットをかぶらなければなりません。避難をしてきた人たちを前に、私たちはそのように重装備で現場に入り、警護の者がつかざるを得ないということには抵抗を感じます。

ナビ アフリカ連合ソマリア・ミッション(AMISOM)の活動について詳しくはこちら

Q) そのような制約の中、どのように人道援助活動を行うのですか?

3つの方法があります。一つ目は、ソマリアの地元非政府団体(NGO)を通して支援する方法です。2つ目は、UNHCRのソマリア現地職員に業務を任せる方法。3つ目は、インターナショナル・スタッフが現場へ足を運び支援にあたる方法。その場合は、UNDSS United Nation Department of Safety and Security(国連安全保安局)が安全確認をした場所へ行くことになるのですが、先ほど説明したようにこれは大げさになってしまい、迅速な支援ができなくなってしまう可能性が高いのが実情です。

Q) 日本から見ていると、ソマリア紛争が長引く根本的な理由というのが理解し難いのですが、伊藤さんの目から見てその理由はどのようなことなのかお話いただけますか?

様々な氏族(クラン:血族関係でソマリアには何千というクランが存在する) が横並びに存在しているソマリアには、近代の国民国家(Nation state)という概念を当てはめるのが難しいのではないでしょうか。クランごとで統治をしているので、中央政府がそのクランを治めるという形態ではないからです。それなのに、外からの力で無理やり一つの国家として作り上げられ、本来の社会経済的な構造が壊されてしまったことが紛争が長引く根底にあるかと思います。「国家構築」が必ずしも「平和構築」につながらない例なのかもしれません。

Q) ソマリアの現場におけるUNHCRの強みを教えてください。

ソマリアでの人道援助のニーズは非常に大きく、すべてをカバーするのは不可能です。そんな中でUNHCRは今までの活動の積み重ねから、最も効果が期待される場所に入って支援を行っていこうとしています。特に国内避難民への支援に関しては、他の機関からも頼られていることを感じます。国内避難民のことに関しては、UNHCRに問い合わせるというのが現場の情報収集の一環となっています。また、UNHCRの活動はソマリア難民が逃れる国外のケニア、エチオピア、ジブチなどと密に連携しています。そのため、UNHCRは、ソマリアの人々が国内外へ逃れ、支援を必要としている人々に迅速に支援にあたれるという強みを持っています。

Q) ソマリアの国内避難民の人たちとの交流の中で印象に残っていることがあれば教えてください。

ソマリア・ガルカヨの国内避難民キャンプでの出来事です。そこはゴミだらけの本当に汚い場所なのです。男性たちはそんな場所に嫌気がさして、皆どこかへ行ってしまって、ここのキャンプには女性ばかりが暮らしています。女性たちはごみを一般家庭から引き取りゴミ捨て場まで運んでいくという仕事をして、生計を立てています。でも、ゴミを集めてゴミ捨て場に運ぶと、そこで引き取ってもらうたびにお金を支払わなければならないので、女性たちはゴミを家に何日間か溜めておくのです。

ある日、私がキャンプ内を歩いていると、うっかり排泄物を踏んでしまったのです。ところが女性たちはそれを見て笑いながら、「大丈夫。それは腐った食べ物だから!」と靴をきれいにしてくれました。貧しいながらも明るく笑いながら暮らしている彼女たちと接して、私は励まされました。女性たちは家族を養い、こうした環境でも力強く生きているのです。

Q) 日本も震災の被害を受けましたが、ソマリアの現場で同じ日本人が働いているということは私たちにとっても励みになります。日本の方々へ、メッセージをお願いします。

実は震災時、私はたまたま休暇で日本へ帰っていました。日本の被災者が、援助を提供している人たちに「ありがとう」という気持ちを忘れずに伝えていることが印象的でした。思えば自分が今まで日本の外で働いてきて、正直言って難民や避難民の人たちに、そういう言葉をもらった経験はあまりありません。変な言い方ですが、そういった部分で日本はいいお手本になると思いますし、私自身も日本の被災者に励まされました。

また、日本は東日本大震災を通して Think globally, Act locally(「世界規模で物を考え、身近な地域で活動を」「思索は世界的に、行動は足下をしっかり固めて」)ということを、実体験を持って理解していると思います。被災した国として、他人の気持ちを理解するきっかけにもなったのではないでしょうか。


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【第7報:2011年7月29日】【映像】ソマリア・アフグーエ回廊-ソマリアで3番目に大きな“都市”となり果てた土地

ソマリアの首都モガディシュの紛争から安全を求めて逃れてきた人々が集まるアフグーエ回廊は、首都から北西30キロ離れた場所にあります。3年間でこの場所は、ソマリア最大規模の都市となりました。現在ここには、41万人以上の避難民が暮らしているとUNHCRは推測しており、毎日新たに避難してきた人が到着している状況です。

アブドゥール・カディール・アブドゥーラとその家族は、最近ここへやってきました。脆い布とビニールシートでできた家が、彼らの当面の住居となります。

「我々はモガディシュの爆撃と銃弾から逃れてここへやってきました。モガディシュではもう働くこともできないし、動き回ることすらできないのです。」

アフグーエ回廊の生活環境は劣悪です。食糧を得ることは難しく、医療や教育などのサービスは未発達な状態です。ソマリア国内の不安定な状況により、助けを必要とする人へ支援を届けることへの困難に直面しています。また、人口過密が原因で、ここへ移り住むことを拒まれる人さえいます。

「私はホウルワダッグから逃れてきて、住む場所を探していました。しかし私は、もう満員で全員に行き渡る水もないほど問題を抱えているんだと言われてしまいました。」

結局アブドゥール・カディールは住む場所を確保することができ、現在は国内に100万はとうに越える国内避難民の一人となりました。他の避難民たちと同じように、彼もまた、家に帰る日はやってくるのか、その日が来るとしたらいつなのか、検討もつきません。

エチオピア・ドロアド

ソマリアと国境を接するエチオピア南東部のドロアドは、2011年に入ってソマリアから逃れてきた1万人の人々の避難所となっています。ここに暮らす多くの人々は、エチオピア軍が撤退し、反乱者が支配をはじめて不安定な状態にあるソマリア南部と中部から逃れてきた人々です。2009年2月初旬、国境を越える人の数は1日150人と、最大ピークに達しました。

この事態に対応するため、UNHCRはドロアドの中継所ーに緊急支援チームを派遣しました。併せて、蚊帳、毛布、水汲み容器、調理器具、ビニールシートなどを含む緊急援助物資の配送を行いました。援助活動は、他の国連機関とNGOと協力の下、ニーズに沿うよう努めています。

首都モガディシュを中心に、ソマリア南部や中部へ帰還する人々も出てきてはいるものの、現在も保護を必要とする人々がドロアドには大勢います。これらの人々の帰還に目処が立たない今、エチオピアでは難民キャンプを拡大し、到着する難民の対応に追われています。

エチオピアのドロアドにある食料センターで空腹を満たすソマリア難民
エチオピアのドロアドにある食料センターで空腹を満たすソマリア難民

  ドロアドのコベ難民キャンプで。シェルター(仮設住居)を自分たちの手で作ったソマリア難民の家族
ドロアドのコベ難民キャンプで。シェルター(仮設住居)を自分たちの手で作ったソマリア難民の家族

ドロアドに設けられた中継所を上空から見た様子
ドロアドに設けられた中継所を上空から見た様子

  ドロアドのコベ難民キャンプで、テント設営用の金属フレームに腰掛けて凧で遊ぶソマリア難民の子ども。
ドロアドのコベ難民キャンプで、テント設営用の金属フレームに腰掛けて凧で遊ぶソマリア難民の子ども。

ドロアドの中継所で用意された温かい食事
ドロアドの中継所で用意された温かい食事

  ドロアドにあるコベ難民キャンプの給水所で、水汲みに集まるソマリア難民
ドロアドにあるコベ難民キャンプの給水所で、水汲みに集まるソマリア難民


飢饉により、ソマリアのおばあちゃんと子どもは、食を求めて長い旅路へ


ヌウリアおばあちゃんは、段ボールと木の枝と紐でガルカヨに新しい家を作る
ヌウリアおばあちゃんは、段ボールと木の枝と紐でガルカヨに新しい家を作る
ソマリア、ガルカヨ 7月25日 (UNHCR) – ヌウリアの充血してくぼんだ目と穴だらけの靴底は、長く困難な移動を経験したことを証明しています。

55歳のヌウリアは、緊張した含み笑いを浮かべ、新たな住居に対して明らかに混乱している様子も見せながら、ソマリア中北部ガルカヨの保護区を訪れたUNHCRの訪問者に話しました。ヌウリアは乾ききった故郷の村からガルカヨへ、5人の子どもと2人の孫とともに、2週間かけてたどり着きました。

「私たちはソマリア中央部シェベリ川下流地域のダフィード村で農民として家畜を育てていたのですが、そこからガルカヨへ昨日到着しました。干ばつの影響は日に日にひどくなりましたが、私たちは状況が改善することを願って我慢し続けました。しかし望みの大きさに反して、家畜は次々と死んでしまい、ついに一頭もいなくなってしまったのです。少量の備蓄食材もすぐに底をつき、私たちは移動するしかなくなったのです。」

未亡人であるヌウリアと彼女の家族は、3時間かけて首都モガディシュから西方30キロほどの場所に位置するバスターミナルの街まで歩きました。ガルカヨに知り合いは一人もいませんでしたが、旅の途中で、ガルカヨ行きの牛を運ぶ大型トラックに乗せてもらいました。

「私たちは食べ物も水も持っていませんでした。子どもたちはお腹が空いて泣き続けましたが、食べ物を恵んでくれる人に頼るしか毎日の食事を得る手段がなかったのです。」彼女は600キロメートルにもおよぶ過酷な旅を決意しました。

「私たちは洋服、寝具、台所用品のみの小さな荷物しか持っていませんでした。物も持たず、無力な気分になりました。」

ガルカヨへ到着すると、彼女たちは国内避難民のための居住地区へ行きました。現在はガルカヨにある21ヵ所の居住地に、6万人の国内避難民が暮らしています。

ヌウリアは、将来への不安を感じ取っています。

「私にとって生きる道は他にないのです。こうするしかなかった・・・。私がもっと逞しくなって、子どもたちのために働かなければなりません。子どもたちには私しかいないのだから。」

ヌウリアと同じように、干ばつの影響を受けたソマリアの人々は、数週間のうちに隣国のケニアやエチオピアへも避難しました。

ヌウリアの故郷を含むシェベリ川下流地域と南部バクールにおいて、今月初旬、国連は、飢饉宣言を出しました。過去19年間で飢餓宣言が発令されるのは初めてのことです。長引く紛争と長期にわたり雨が降らない状態が続いた影響で、食糧価格が高騰したことにより、ソマリアに暮らす300万人の人々が人道援助を必要とするほどの絶望的な状況に陥ってしまったのです。65歳のマルヤンのように、何百キロメートルも歩き続け、安全と食糧を確保できる場所を探し求める人が大勢います。

マルヤンは、干ばつにより家畜をほぼ全て失い、7人の子どもと2人の孫を連れてソマリア中央部のガルガダッド地方から歩き出しました。途中で何度も人の家に泊めてもらいながら、ガルカヨまで2ヶ月かけてたどり着きました。彼女たちは、いつかこの苦しみから逃れられる日を想いながら、現在、国内避難民の居住地で手作りの小さな住まいに身を置いています。

「私たちは200匹の山羊と70頭のラクダを飼育して生計を立てていました。3ヶ月前にここへたどり着いたときには、5匹の山羊と2頭のラクダしか生き残っていませんでした。近いうちに雨が降らなければ、みんな死んでしまう」

ここ数週間でソマリア南部ガルカヨへ来る干ばつから逃れてくる人の数は増えています。UNHCRの事業実施パートナーの記録によると、6月だけでも660人が到着しました。その多くが、物乞いとなっているのが現状です。

UNHCRガルカヨ事務所のグレース・ムングエ(Grace Mungwe)所長によると、到着するほとんどの人々が肉体的に深刻な状態にある女性と子どもであると話しました。

「緊急にこの人たちを助けられるようにしなければならない。そしてここへ向かっている人々を受入れる準備はできています。」と伝えました。

UNHCRはソマリア中部、南部での配給支援を中心に、国内の支援を拡大しています。支援経路の確保が難しい状況下で、UNHCRの現地の事業実施パートナーは、ソマリア中南部の10万人へ緊急支援パッケージの配給を行いました。今後もさらなる配給が予定されています。

数十年に及ぶ紛争と近年の干ばつにより、80万人が難民としてソマリア国外に逃れました。加えて150万人のソマリア人が、国内で避難民となっています。

By Faith Kasina in Galkayo, Somalia

ナビ 詳しくはこちら (UNHCR本部 News Stories: Famine forces Somali granny and her children on a long trek for food 英語)

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【第6報:2011年7月25日】急増するソマリア難民、UNHCRの緊急支援 続く

急増するソマリア難民を支援するために、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)は現在、約7万5000人分に相当する援助物資を受け入れ先のケニアとエチオピアに空輸しています。援助に当たるUNHCR緊急援助スタッフ60名も新たに現地に派遣しました。さらに加えて11人のスタッフがまもなく派遣される予定です。

近隣諸国に逃れたソマリア難民 合計 74万3716人
(庇護申請者も含めたソマリア出身のUNHCR援助対象者 合計 82万8525人)
国名 難民数 庇護申請者も
含めた数
ケニア 40万5068人 43万7843人
イエメン 18万7257人 18万9568人
エチオピア 11万1556人 15万9157人
ジブチ 1万5656人 1万6529人
ウガンダ 1万8816人 1万9109人
エリトリア 3863人 4517人
タンザニア 1500人 1802人
合計 74万3716人 82万8525人
(2011年5月11日時点)
エチオピアのドロアド難民キャンプへ逃れてきたソマリア難民たち
エチオピアのドロアド難民キャンプへ逃れてきた
ソマリア難民たち

UNHCRの活動

【ケニア】

毎日1500人のソマリア難民が流入するダダーブ難民キャンプでは、今年1月から6月までに約6万人の難民を受け入れました。ケニア全体での受け入れ数は10万人にのぼっています。7月20日に家族用のテント9000張が届けられました。

【エチオピア】

エチオピアには、毎日数百人ものソマリア難民が逃れてきており、今年1月から6月までにその数は7万4000人に到達しました。エチオピアにはソマリアとの国境沿いに7つの難民キャンプがあります。現在最も多くのソマリア難民を受け入れているのがドロアド国境沿いにあるコベ難民キャンプとべカルヤンマ難民キャンプです。難民の多くは食糧や水を求めて、ひどい健康状態でキャンプにたどり着きます。到着後ただちに健康診断を行い、栄養失調が深刻な場合には、簡易医療所で治療用給食計画(Therapeutic Feeding Programmes) の対象となり特別な支援を受けますが、それでも残念ながら手遅れということもあります。7月19日にはコベ難民キャンプで栄養失調などにより15人の死亡が確認されました。7月22日には5万人分の家族用テントを届けられました。

【ソマリア国内】

ソマリアの首都モガディシュには毎日1000人のソマリア人が南部から飢饉を逃れてやってきています。その数は、7月だけですでに2万人を超えました。UNHCRは7月20日に、地元の事業実施パートナーを通して、1万5000人分に相当する緊急支援パッケージ(ビニールシート、毛布3枚、体を横たえるためのマット、水汲み容器2個、調理器具セット)2500セットを届けました。UNHCRはまもなく追加として緊急支援パッケージ7500セットを配布する予定です。

ソマリア国内の避難民 合計 146万人
ソマリア地域 難民数 おもな地域
ソマリランド 6万7000人 ワクーイ・ガルビード 3万5000人
プントランド 13万9000人 バリ 4万9000人
南部・中央部 125万3000人 モガディシュ 37万2000人
シェベリ 49万6000人

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ナビ UNHCR、ソマリア国内への救援物資増加させる(UNHCR 駐日事務所ニュース)
ナビ UNHCR、ソマリア難民緊急支援、ケニアとエチオピアに空輸を開始(UNHCR 駐日事務所ニュース)

【第5報:2011年7月21日】ソマリア南部で飢饉発生 子どもの3人に1人が栄養失調

ソマリア難民の家族。ケニア東部ダダーブのイフォ難民キャンプにて
命からがら逃れてきたソマリア難民の家族。ケニア東部ダダーブのイフォ難民キャンプにて
7月20日に国連は、ソマリア南部の2つの地域(南部バクールとシェベリ川下流地域)において飢饉が発生したと宣言しました。ソマリアで飢饉が宣言されたのは1991年以来です。現在、危機的な状態に陥っている人はソマリアの人口の半分に当たる370万人で、その数は今年の初めの240万人から、35%の増加となっています。また、危機的な状況にある人々の7割は、ソマリア南部に住んでいます。ソマリア南部では55万4000人の子ども、つまり、3人に1人が栄養失調となっています。紛争の長引くソマリアでは、人口の約4人に1人が避難状態にあると言われています。


Q1. 「飢饉」とはどういう状態なのですか?

A1. 飢饉の定義はいろいろありますが、ここでは次の3点に基づいています。 (1)20%以上の世帯が極端な食糧不足に直面している、 (2)急性栄養失調の状態にある子どもが30%を超える、 (3)1日につき粗死亡率(Crude Mortality Rate)が1万人中2人に達する。(注:大多数の途上国では1万人に対して0.5人)

Q2. 1991年のソマリアでの「飢饉」と比べて、現在のソマリアの状況はどうですか?

A2. エチオピア(2001年)、スーダン(1998年)、ソマリア(1991)年と同様レベル、またはそれを超えるレベルの飢饉と言われています。しかし、地域的な広がりとその深刻さを考えると、このたびの飢饉は1991年以来最悪の状態と言えます。

Q3. 危機的な状態はいつまで続くのですか?

A3. 現在の推測では、8月にできる農作物は、せいぜい過去5年間の平均の50%だとされています。また放牧に関しても、これからやって来る乾期のために困難な状況にあると言われています。多くの世帯がすでに生産に必要な財産を失っているために(注:農業のための種を食糧不足のために食べざるを得なかったなど)最低でも来年までは、特別な支援が必要だと考えられています。命を守るための緊急支援も必要ですが、暮らしを支えていくための中長期的な支援も大変重要です。

Q4. どれくらいの人が亡くなっていますか?

A4. 何万人もの人が亡くなったといわれていますが、現時点では、緊急事態のために正確な数字を出すことは困難な状況です。

Q5. 紛争と食糧問題はどのように関係しているのでしょうか?

A5. 紛争により、食糧へのアクセスや入手は困難になります。避難生活が続くことにより食糧の生産は低下し、不安定な内政や交易の中断により、食糧だけでなく教育や保健などへのアクセスが中断されることもあり、人々の心身の健康に大きな影響を及ぼします。

ナビ 詳しくはこちら (UN News Centre: UN declares famine in two regions of southern Somalia 英語)

性暴力の被害から逃れ、生き抜くソマリア人女性


紛争と干ばつで行き場を失ったソマリア女性たちは、性暴力の危険にさらされている
紛争と干ばつで行き場を失ったソマリア女性たちは、性暴力の危険にさらされている
ソマリアは現在、アフガニスタンとイラクに続き、世界で三番目に多くの難民を生み出しています。何十年にもわたる紛争、繰り返す自然災害や干ばつにより、70万人の難民と150万人もの国内避難民が故郷から逃れて避難生活を送っています。そうした状況の中、生き延びてきた一人ひとりが悲惨な経験をしてきたと言っても過言ではありません。

2008年、当時39歳で8人目の子どもを妊娠していたファドゥモは、首都モガディシュから逃れなければなりませんでした。彼女はボサッソ郊外の居住地に到着してまもなく小さな食料品店を始めました。 「ある夕方、わたしがお店から帰ろうとすると、2人の男がこちらに近づいてくるのが見えました。でも、それが何かおかしいことだと私は疑いもしませんでした。すると突然一人の男が私に声をかけて、床に押し倒してきたのです。私は誰かに助けを求めたい一心で、大声で叫びましたが無駄でした。私は必死で抵抗しようとしましたが、彼らの力にかなわず、両腕を折られてしまいました。私が妊娠中であることなど無視して襲ってきたのです。」

ファドゥモは通行人に助けられましたが、その晩お腹の中の赤ちゃんは、亡くなりました。その後数ヶ月は絶望感とトラウマに苦しみました。 「負傷した両腕のせいで私は家族を養うこともできなくなりました。子どもたちが私の面倒を見るためにどうにかしてお金を手に入れてくる姿を見るのはとても辛かった・・・」と目に涙を浮かべながら遠くを見つめてファドゥモは話しました。

そればかりでなく、ファドゥモは人々に白い目で見られ、時には面と向かって笑われることもあり、この事件を忘れることができませんでした。

「何度このコミュニティーを離れたいと思ったことか。でも私には他に行く場所もなかったのです。」 ソマリアの伝統的な社会では、性暴力の被害に遭うということはタブーとされているため、ファドゥモのような事件はなかなか明るみに出てこないのが現状です。悲惨な経験をした女性は、家族や親戚にまで見捨てられた結果、自殺に追い込まれる場合もあります。

現在も回復を目指して努力をしているファドゥモは、性暴力の被害に遭った女性を支援するNGOの助けも得てビジネスを再開しました。自分の生活再建ばかりでなく、5人の女性たちと協力してボサッソの居住地で、生活自立支援グループも始めました。ファドゥモには、今すべきことがはっきりと見えています。 「若い美しい女性たちが被害に遭わないように、犯罪を止めなければなりせん。彼女たちが怯えずに自由に歩けるようにしなければなりません。それから、犯罪者は制裁を受けるように、我々はきちんと通報しなければなりません。」

「世界中の女性たちと同じように、ソマリアの国内避難民の女性たちも母親であり、妻であり、孤児であり、未亡人なのです。ただ違っているのは、彼女たちを取り巻く環境が、私たちの想像を絶するようなものだということだと思います。彼女たちは、どうにかして収入を得るために長い旅をして、様々な危険や暴力に直面しながらも、それが子どもたちに一日一食食べさせる唯一の手段だと知っているからそうするのです。」と、UNHCRソマリア・ボサッソ事務所の法務官は語りました。

ナビ 詳しくはこちら(UNHCR本部 News Stories: Somali rape survivor rebuilds life 英語)

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【第4報:2011年7月20日】ソマリア - 人口の4分の1が避難する緊急事態に

18人家族は、干ばつのために、6日間かけてソマリア南・中央部のブアレからガルカヨまで逃れてきた
18人家族は、干ばつのために、6日間かけてソマリア南・中央部のブアレからガルカヨまで逃れてきた

ソマリアの難民・避難民の数
長引く内戦や飢饉に近い状態にあるソマリアでは、全人口の約25%がその危機的状況を逃れ、避難生活を強いられています。UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)は、国内避難民146万人と周辺国へ逃れた難民75万人への緊急支援を行っています。

FEWSNET(飢饉早期警戒制度ネットワーク)によると、東アフリカに位置するアフリカの角(ケニア、ソマリア、エチオピア、ジブチ)の食糧安全保障状況(下記参照)は緊急事態レベルに達しており、中でもソマリアの状況が深刻化しています。そのため、ソマリアからケニアやエチオピアに多くの難民が流失しており、アフリカの角全体では、1070万人もの人々が人道援助を必要とする状況に陥っています。


UNHCRの援助活動

毎日約3,000人のソマリア難民がケニアとエチオピアに避難しています。

【ソマリア】

長引く内戦による治安の悪化により、ソマリア国内での人道援助活動は大きく制限されています。UNHCRは現地の事業実施パートナーと一緒に、これまでに首都のモガディシュ、および、ソマリア南西部のべレ・ハワやドブレーで、9万人に支援物資を配給しました。さらに、7月19日には、ソマリア南部のゲドやジュバ下部地域で、緊急に支援が必要とされる12万6000人に対して、援助物資を配給しました。

【ケニア】

7月17日にクウェートからボーイング747型機をチャーターし、ソマリアとの国境から80キロメートル離れたケニアのダダーブ難民キャンプに、援助物資100トンを輸送しました。その中には2,300張の家族用のテントが含まれています。この後、パキスタン(イスラマバード)から6,600張のテントなどの援助物資を輸送する予定です。

ダダーブ難民キャンプでは、毎日約1300人のお腹をすかせ疲れきったソマリア難民が到着しています。7月13日には登録された難民の数が38万人になり、そのほかにもキャンプ周辺に約6万人のソマリア難民が登録を待っている状況です。1991年に設営されたダダーブ難民キャンプの受入れ能力は9万人ですが、その後も主にソマリアからの難民増加でキャンプの人口は増え続け、現在の難民総数は43万9000人に達しています。国際基準で一家族用とされている大きさの土地に、現在5家族が住んでいる過密化した状況になっています。

【エチオピア】

7月18日にはドバイから2万トンの援助物資を積んだチャーター機がエチオピアの首都アディスアベバに到着しました。そこから陸路で難民キャンプに物資を届けます。

これらの援助物資は今年初めからケニアとエチオピアにたどり着いた16万4000人のソマリア難民への支援として使われます。

ソマリアの人々が直面している危機的状況に、
みなさまのご支援が必要です。
家族用のテントは一張、約2万7千円です。
温かいご支援をどうぞお願いいたします。

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ナビ 【食糧安全保障】 アフリカの角(東部地域)の食糧安全保障(フード・セキュリティー)状況に関して詳しくはこちら(英語)
ナビ アフリカの角における干ばつの状況について詳しくはこちら(PDF・英語)


【第3報:2011年7月13日】ソマリア難民5歳以下の死亡率が世界平均の5倍

ケニア東部のダダーブにあるイフォ難民キャンプ。今年に入り、5万人の難民を受入れ、2011年6月時点で、難民キャンプの人口は36万人にのぼる。7月11日、ダダーブの現状把握のためにアントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官が現地を訪問
ケニア東部のダダーブにあるイフォ難民キャンプ。今年に入り、5万人の難民を受入れ、2011年6月時点で、難民キャンプの人口は36万人にのぼる。7月11日、ダダーブの現状把握のためにアントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官が現地を訪問
ソマリア中南部で続く内戦と過去5年で最悪の干ばつによる食糧不足と、食糧の価格高騰が原因となり、ソマリアから流出する人々の数が今も増え続けています。7月に入りエチオピアへは1日あたり平均1700人、ケニアには約1300人の難民が到着しています。エチオピアのドロアドでは、到着する5歳以下の子どもの半数が栄養失調、55.5パーセントが貧血の状態にあり、死亡率は1000人に4.04人と、最低基準を5倍も上回る劣悪な状況が続いています。エチオピア南東部にあるドロアドを訪れたアントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官は、予想を上回るスピードでの難民流入に対応するために1億3630万ドルの支援要請を発表しました。この資金は、エチオピアに新たに到着すると見込まれている3万6000人の支援をはじめ、ケニアやジブチなどでの援助活動費用をまかなうために必要とされています。

【ソマリアからエチオピア、ケニア、ジブチへ逃れた人々の数】
  2011年1月1日から6月30日に
到着したソマリアからの人々
ソマリアから避難してきた    
人々の総数
(2011年6月30日時点)
エチオピア 5万4200人 13万5000人
ケニア 8万3500人 43万人
ジブチ 2600人 1万7000人
合計 14万300人 58万2000人

エチオピア

ソマリアから逃れてきた人々が13万5000人も暮らすエチオピアですが、このまま毎月6000人のペースで新しく難民が到着すると、今年1年で9万人ものソマリア難民が逃れて来ることになります。ソマリアから到着した人々が、難民キャンプに入る前に登録手続きをする施設では、本来一月に3000人の登録を行っているところに6月だけで2万3000人もの人々が到着し、迅速な対応を求められています。

このような施設やキャンプにおいては、人口の過密化により深刻な水不足に直面しています。UNHCRでは、緊急時には難民1人につき1日15リットル(水洗トイレの洗浄約1.5回分)の支給を目標としていますが、エチオピアでは現在1日9-10リットルを支給するのがやっとです。これからも増え続けるであろう難民の数も踏まえ、UNHCRは水を配給するために1475万ドルの資金を必要としています。

ケニア

ケニアでは今年1年で13万人のソマリア難民が到着すると見込まれています。エチオピアと同様、到着する難民の健康状態は著しく悪く、昨年12月と比較すると、栄養不良状態で栄養供給センターに運ばれた難民の子どもの数は、5倍以上に膨れ上がっています。5歳以下の死亡率も昨年12月からは3-4倍にも増え、1ヶ月あたり1000人中0.6-0.8人が死亡していることになります。

ジブチ

エチオピアやケニアに比べると、その数は少ないものの、ジブチにも多くのソマリア難民が到着しています。月平均500人、2011年中には5000人が到着すると予想されています。7000人許容スペースを持つジブチのアリ・アデ難民キャンプも、最近は定員を超えて支援が行き届かなくなりつつあります。そこで、最近は使われていなかった、もう一つのキャンプを早急に再建して、7月中には難民が暮らせるように生活環境を整えています。ソマリアと同様に、干ばつが続くジブチでも、難民キャンプを運営する上で、深刻な水不足の問題と向き合っていかなければなりません。

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【第2報:2011年7月8日】ソマリアの内戦と飢饉から逃れる人々

この子どもと母親は、ソマリア中南部の内紛から逃れてボサッソへやってきた
この子どもと母親は、ソマリア中南部の内紛から逃れてボサッソへやってきた
「ソマリアから新たに逃れてくる難民、とりわけ子どもたちの栄養状態のあまりの悪さにUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)は驚きを隠せません」「ソマリアからエチオピアへ逃れてきた子どもの半数以上が深刻な栄養失調に苦しみ、ケニアにおけるその数は30-40%と少し比率は下がりますが、心配な状態であることには変わりありません」。UNHCRのメリッサ・フレミング報道官は、7月5日に発表しました。

ソマリアの人口750万人の4分の1に相当する人々が、国内避難民あるいは国外で難民として暮らしており、干ばつのみならず、ソマリアの南部と中部で広がる内戦の影響より、ソマリアは現在、『世界最悪の人道危機の状態』から『想像もできない比類なき人類の悲劇』へと変貌していると述べています。

ナビ 詳しくはこちら : ソマリア難民の深刻な栄養状態を心配するUNHCR 2011年7月5日

現在は75万人以上のソマリア難民が国外で避難生活を送っており、その多くがケニア(40万5000人)、イエメン(18万7000人)、エチオピア(11万人)など近隣諸国に逃れています。また146万人がソマリア国内で避難生活を送っています。

現在必要とされているのは、法的保護、食糧、シェルター(仮設住居)、医療サービスなど人命救助に直接関わるものです。その他の救援物資や様々な支援プログラムも、急を要するだけではなく、かなり大規模で必要とされています。

ビデオで見る避難先での光景

ダダーブ難民キャンプは何もないところに出現した難民都市です。今年6月6日以降、キャンプの人口は急増しました。内戦だけではなく飢餓による影響でソマリアからの難民がケニアのダダーブに逃れてきたからです。


ヌリア(ソマリア難民女性)の場合

6人の子どもと一緒にダダーブまで歩いてきたヌリアは、自分の村を去った一番の理由は干ばつで、食糧が全くなくなってしまい、村で人々が飢餓で死に始めたからだと言います。しかし、逃げる途中に追いはぎに遭い、持ち出すことができた財産を盗まれ、それからは立ち寄った村々で人々の善意によって分け与えられた水や食糧によって、細々と避難を続けてきました…

ナビ 詳しくはこちら : Kenya: Somali exodus to Kenya (UNHCRジュネーブ本部サイト・英語)

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【第1報:2011年7月6日】ソマリアの国内紛争

ソマリア国民の3分の1に相当する約240万人のソマリア人が、長引く国内紛争や近年の干ばつにより、深刻な人道危機にさらされています。75万人以上もの人々が周辺諸国に逃れ避難生活を送っており、またソマリア国内にも146万人の国内避難民がいます。国内避難民のうち100万人以上は支援の手が届かない、もしくはアクセスの限られた場所にいます。このような制限があるなかで、UNHCRは可能な限りの人道支援活動を続けています。

【ソマリア内の国内避難民】
詳しくはフォトギャラリーへ

ナビ ボサッソ
ナビ ガルカヨ

今年1月より、ソマリアからケニアやエチオピアの周辺国に逃れる人の数が急増し、特に深刻な栄養失調に陥っている人が多数見受けられます。その多くが幼い子どもたちです。
ザイナブ(1才)。家族と暮らすシェルター(仮設住居)の前にて。 ザイナブ(1才)。家族と暮らすシェルター(仮設住居)の前にて

ソマリア

【ソマリアからの難民・国内避難民を受入れている主な国々】
ケニア: 40万5000人
イエメン: 18万7000人
エチオピア: 11万人
ウガンダ・エリトリア・タンザニアなど: 5万9000人

ケニア

6月下旬の2週間のうちに、2万人ものソマリア難民がケニア北部のダダーブ難民キャンプに到着しました。今回逃れてきた人々の多くは、ソマリア南部のジュバ川下流地域とドブレー出身の農民です。深刻な日照りによる飢餓が原因(詳しくはこちら)で故郷を離れ、何日間も歩き続けてキャンプにたどり着いた人々の健康状態は思わしいものではありません。特に子どもの状況が深刻です。

ダダーブ難民キャンプは、2010年には毎月平均6000~8000人のソマリア難民を受け入れてきましたが、今年に入り月平均は1万人に上っています。ダダーブにある3つの難民キャンプの人口は現在37万人を超え、受け入れ能力の4倍もの人々が過密化した難民キャンプで避難生活を送っています。キャンプの敷地外に身を置く人々も増えてきています。

エチオピア

エチオピアにもケニアと同様に、大勢のソマリア難民が逃れてきています。2011年1月からは、5万5000人のソマリア難民が新たに逃れてきました。到着した難民全体のうち26パーセントが栄養失調に陥っており、子どもにおいては、5人のうち3人が栄養失調です。エチオピアの南東部には2009年以降に設立された2つの難民キャンプがありましたが、許容人数の7万人を超えたため、2011年6月に3つ目のキャンプが設立されました。

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【フォトギャラリー】ソマリアのボサッソ : 生死の境目で生きる

ソマリア北部の港町ボサッソは、アデン湾を渡ってイエメンに逃れようとする難民申請者や移民の出発点となっています。ボサッソを通過点として海を渡る年間何十万もの人々の他に、約5万人の国内避難民が滞在しています。彼らはダンボールやビニールの切れ端で作られた粗末なシェルター(仮設住居)に暮らしています。燃えやすい素材であることに加え、人口過密が原因となって、国内避難民が暮らす地域では頻繁に火災が生じています。また国内避難民が暮らす土地のほぼすべては私有地であるため、立ち退きを強要される心配を抱えながら人々は生活しています。

UNHCRと事業実施パートナーは、所得向上や啓発活動などの小・中規模のプロジェクトを通して、コミュニティーの人々の生活向上を目指しています。

ハワ(28才)と生後4ヶ月の息子ユセフ。南部ソマリア海岸沿いのキスマヨから2004年に逃れてきた
ハワ(28才)と生後4ヶ月の息子ユセフ。南部ソマリア海岸沿いのキスマヨから2004年に逃れてきた

  シェルター(仮設住居)の隙間から顔をのぞかせる少女
シェルター(仮設住居)の隙間から顔をのぞかせる少女

ザイナブ(1才)。家族と暮らすシェルター(仮設住居)の前にて
ザイナブ(1才)。家族と暮らすシェルター(仮設住居)の前にて

  ボサッソの沿岸警備艇を守る武装した男性
ボサッソの沿岸警備艇を守る武装した男性

暮らしていた避難民居住区から強制退去させられ、ボサッソ郊外に移動した人々。所持品に囲まれて子どもと座る母親は、一日かけて新しいシェルター(仮設住居)を建てる
暮らしていた避難民居住区から強制退去させられ、ボサッソ郊外に移動した人々。所持品に囲まれて子どもと座る母親は、一日かけて新しいシェルター(仮設住居)を建てる

  強制退去させられ、ボサッソ郊外の更地に眠る国内避難民
強制退去させられ、ボサッソ郊外の更地に眠る国内避難民

暮らしてきた土地を追われ、避難先のボサッソで新たな住まいを建てるタレヘ(18才)。彼女は長引く干ばつから逃れ、2年前にソマリアとエチオピア国境から2人の子どもとともにボサッソへやってきた
暮らしてきた土地を追われ、避難先のボサッソで新たな住まいを建てるタレヘ(18才)。彼女は長引く干ばつから逃れ、2年前にソマリアとエチオピア国境から2人の子どもとともにボサッソへやってきた

  タレヘは、木材で作った枠にダンボールをはめている。このダンボールが唯一、日光や風から守る手段となる
タレヘは、木材で作った枠にダンボールをはめている。このダンボールが唯一、日光や風から守る手段となる

かつて暮らしてきたボサッソの居住区を追われた人々が新たに郊外に建てた避難民居住区
かつて暮らしてきたボサッソの居住区を追われた人々が新たに郊外に建てた避難民居住区

  ダンボールの家作りを手伝う子ども
ダンボールの家作りを手伝う子ども

ズレカ(25才)は、深刻な栄養失調に苦しむ息子ザカリアをボサッソ総合病院へ連れてきた
ズレカ(25才)は、深刻な栄養失調に苦しむ息子ザカリアをボサッソ総合病院へ連れてきた

  この子どもと母親は、ソマリア中南部の内紛から逃れてボサッソへやってきた
この子どもと母親は、ソマリア中南部の内紛から逃れてボサッソへやってきた

過密する居住区で火災は深刻な問題となっている。この女性は、燃えてしまったシェルター(仮設住居)から所持品を持ち出そうとしている
過密する居住区で火災は深刻な問題となっている。この女性は、燃えてしまったシェルター(仮設住居)から所持品を持ち出そうとしている

  火災により破壊された廃墟の前で話すファドゥモ(19才)
火災により破壊された廃墟の前で話すファドゥモ(19才)

炎が沈静化したあとも、煙るボサッソの避難民居住区
炎が沈静化したあとも、煙るボサッソの避難民居住区

  避難民のシェルター(仮設住居)の火災を消そうとする消防士
避難民のシェルター(仮設住居)の火災を消そうとする消防士


【フォトギャラリー】ソマリアのガルカヨ : 不安定な土地に暮らす脆弱な人々

ソマリアのガルカヨには、ソマリア中南部の内戦で荒廃した地域や干ばつから逃れてきた国内避難民6万人以上が暮らしています。ダンボールやビニールシートで作られた小さな簡易住居には、複数の家族が一緒に暮らしています。過密人口や極度の貧困という問題に直面しているにも関わらず、捨てられた子どもや身寄りのないお年寄りを他の家族が受け入れるということが珍しくありません。

医療施設の不足や生活環境の悪さが原因となって、小さな病気さえも簡単に深刻な病気に悪化してしまいます。ガルカヨで就職できる人はわずかで、その他大勢の人々はごみ収集や地元の人々の洗濯など日雇い労働をしています。

UNHCRはガルカヨに暮らすソマリアの国内避難民の生活向上を目指して、職業訓練や所得向上プログラムを実施しています。また脆弱な家庭には一時的に暮らせる住居や緊急救援物資の支給を行っています。

ルーン(16才)。2008年にガルカヨに到着。翌年に母親を亡くし、その後父親も行方不明になってしまった。ルーンは年下の兄弟3人の面倒を見ている
ルーン(16才)。2008年にガルカヨに到着。翌年に母親を亡くし、その後父親も行方不明になってしまった。ルーンは年下の兄弟3人の面倒を見ている

  3人のために料理をするルーン。アブドゥラクマン(8才)、カリド(6才)、リバン(5才)
3人のために料理をするルーン。アブドゥラクマン(8才)、カリド(6才)、リバン(5才)

ガルカヨの医療センターで横になるマルヤン(20才)。左足の外傷からの感染症により、足を切断しなければならなくなった
ガルカヨの医療センターで横になるマルヤン(20才)。左足の外傷からの感染症により、足を切断しなければならなくなった

  尿路結石を取り除く手術をしたアブディファタ(7才)
尿路結石を取り除く手術をしたアブディファタ(7才)

ベッドで休むアブディファタに風を送ってやる母親フィロ
ベッドで休むアブディファタに風を送ってやる母親フィロ

  ハビボ(25才)と4人の子どもの末っ子ラクモ(1才)。6月はじめに首都モガディシュから逃れてきた
ハビボ(25才)と4人の子どもの末っ子ラクモ(1才)。6月はじめに首都モガディシュから逃れてきた

小さなシェルター(仮設住居)に暮らすハビボと彼女の子どもたち
小さなシェルター(仮設住居)に暮らすハビボと彼女の子どもたち

  ハビボの2人の子ども。ナミマ(4才)とモハメッド(3才)
ハビボの2人の子ども。ナミマ(4才)とモハメッド(3才)

座りこむハビバ(80才)。彼女が物乞いをして得るお金が家族の唯一の収入である
座りこむハビバ(80才)。彼女が物乞いをして得るお金が家族の唯一の収入である

  ガルカヨ内の居住区を遊び回る子どもたち
ガルカヨ内の居住区を遊び回る子どもたち

孫娘アフラ(8才)に手を引かれて避難民居住区を歩くバトゥロ(90才)
孫娘アフラ(8才)に手を引かれて避難民居住区を歩くバトゥロ(90才)

  避難民居住区の外のゴミ置き場をあさる子どもたち
避難民居住区の外のゴミ置き場をあさる子どもたち

ファートゥン・アブディ・ハシ(19才)は5年までに首都モガディシュから逃れてきた。ガルカヨにある「平和と発展のための教育センター」で裁縫を習う。彼女の夢はモガディシュに平和が訪れたら、そこに仕立屋を開くことだ
ファートゥン・アブディ・ハシ(19才)は5年までに首都モガディシュから逃れてきた。ガルカヨにある「平和と発展のための教育センター」で裁縫を習う。彼女の夢はモガディシュに平和が訪れたら、そこに仕立屋を開くことだ

  アヤン(16才)は、学んだ技術を避難生活を送る貧しい少女たちにも教えて、彼女たちが家族を支えられるようになることを願う
アヤン(16才)は、学んだ技術を避難生活を送る貧しい少女たちにも教えて、彼女たちが家族を支えられるようになることを願う

人口過密により、火災の被害は広がりやすくなっている。5月に避難民居住区では、火災により14のシェルター(仮設住居)が崩れた
人口過密により、火災の被害は広がりやすくなっている。5月に避難民居住区では、火災により14のシェルター(仮設住居)が崩れた

  UNHCRはガルカヨの避難民居住区で緊急救援物資の配給を行った
UNHCRはガルカヨの避難民居住区で緊急救援物資の配給を行った

ガルカヨ、ブロ・ジャワンレー避難民居住区の簡易シェルター(仮設住居)
ガルカヨ、ブロ・ジャワンレー避難民居住区の簡易シェルター(仮設住居)

   

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