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ケニア(ケニア国内避難民)/高嶋由美子 緊急報告
ケニアでは昨年末に行われた大統領選挙後の混乱を受け、暴動や治安部隊との衝突で犠牲者が出るとともに約25万人が国内避難民となっています。ウガンダに逃れた難民の数はさらに増えて1万2000人に達し、周辺諸国への影響が懸念され、UNHCRは緊急援助活動に追われています。
ウガンダのUNHCRリラ事務所の高嶋由美子所長は、現在、ケニアの国境沿いにあるウガンダの町・トロロ(Tororo)にて、緊急対応チームのリーダーとして支援活動に奔走しています。



高嶋由美子 緊急報告 2008年1月27日
ケニアの国境沿いにあるウガンダの町・トロロから緊急報告します。ここトロロでは、この数週間でケニアから逃れてきた難民の人々を受け入れています。現在、私は8人で構成するUNHCR緊急対応チームのリーダーとして、難民がより適切な保護と支援が受けられるよう、この国境地帯から35キロメートル離れたムランダ(Mulanda)の一時避難センターへと難民を移動させています。
アフリカ大陸の中で最も安定した国のひとつとして考えられていたケニアで現在起きていることは、迫害を受けて難民となっている人々だけでなく、「アフリカの角」地域全体にとって大変不幸なことです。この暴動や治安部隊との衝突により、観光がケニアの主要な収入源であるにも関わらず、ケニアから観光客の足が遠のき、貧しい人はますます貧しくなってしまいます。
現在、約1070名のケニア難民がトロロの一時避難センターで避難生活を強いられています。ウガンダと同様、ケニアは今まで多くの難民、特にソマリアからの難民の受け入れに寛容な国のひとつでした。ところが今、ケニアから逃れ難民となった人々は、「どうして自分はここにいるのか?」「なぜ、一緒に暮らしてきた隣人が自分のことを殺そうとするのか?」と深いショックを受けています。また、悲しいことに、これは誰もが難民となりうる可能性がある、ということでもあるのです。 |
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 ナイロビの倉庫に配置された支援物資
 ムランダの一時滞在センターで家族の所持品の間に座り込むケニア難民の子ども |
ケニア難民は食糧と水といった最低限の基本的な支援を受けて、テントでの避難生活を送っています。我々トロロの緊急対応チームは、パートナー機関とともに24時間体制で働いてベストを尽くしていますが、トイレなどの衛生設備と薬や医療品は不足しています。業務は大変厳しいもので、職員の数が足りていません。朝6時半から夜7時まで国境地帯で働き、その後はミーティングやレポートの作成に追われる毎日です。1月23日にトロロに小さな一時避難センターを設立し、支援物資を運んでいますが、まだまだ足りないものが多く、全てのものが整うように、日々奔走しています。
ケニア難民の中でのモラルは未だに高く保たれています。ケニアの情勢が改善され、ケニアから逃れてきた人々が短期間で帰れるよう願わずにはいわれません。いつの日か難民がいなくなる世界となりますように。



緊急事態であるケニア国内避難民への支援活動に、皆さまからの温かいご支援をお願いいたします。



高嶋由美子 緊急報告 2008年2月18日






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