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3万5000人以上の一般市民、南キブ州での戦闘により避難

タンザニアでフェリーに乗り込み、タンガニーカ湖を渡り、ふるさとに帰ろうとするコンゴ難民。UNHCRは、南キブ州での武力衝突が帰還に影響を及ぼすと懸念。 コンゴ民主共和国東部の南キブ州で戦闘が起きたため、2009年7月24日までの約2週間で3万5000人以上の一般市民がふるさとからの避難を余儀なくされました。その結果、政府軍とルワンダの反乱勢力の間での戦闘および一般市民への強奪行為により、1月以降に避難を強いられた南キブ州の一般市民の数は、53万6000人に達しています。

 「南キブ州で武力衝突が再び起きたことにより、UNHCRが実施している隣国タンザニアからのコンゴ難民の自発的帰還(大多数が南キブ州出身)に悪影響を与える可能性もあることを、大いに懸念しています」とUNHCRスポークスマンは24日に伝えました。

 12日に南キブ州ウビラ(Uvira)で政府が新たな軍事行動を開始したことにより、コンゴ民主共和国がルワンダ・ブルンジと隣接するルジジ川(Ruzizi RIver)付近一帯では少なくとも3万5000人が家を失ったとUNHCRでは考えています。当軍事作戦はルワンダ解放民主軍(FDLR)および現地の同盟武装勢力の武装解除を目的としています。

 ウビラ北部の主要都市であるレメラ(Lemera)とムレンゲ(Mulenge)では多くの住民が避難したと伝えられ、およそ1万9000人がレメラ付近の森林や村に身を隠していると考えられています。

 避難を強いられた一般市民の大多数は、まだ安全な地域で避難先の人々の保護を求めており、また学校、教会、その他公共施設に避難した人々もいます。中部平野(高原)の紛争地域にいる国内避難民に関しては、ほぼ完全にアクセスできない状況が続いています。

 国内避難民からは、FDLRによる殺人、レイプ、拷問などを含む、広範囲に及ぶ残虐行為が報告されています。また、FDLRおよびルワンダのフツ族ゲリラを支援している様々な武装勢力による拘束、誘拐、強奪なども報告されています。

 アクセス手段が不足し危険な状態のため、最近の避難状況を判断することが極めて困難になっています。UNHCRはこれまでに新たな国内避難民の多くが集まっているブルンジとの国境に沿ったルベリジ(Luberizi)とカマニョラ(Kamanyola)間で、およそ2万人の事前登録を暫定的に行いました。

 南キブ州の湖岸都市ブカヴ(Bukavu)のUNHCR事務所は、一週間かけて人々が避難してきていると報告しています。他の人道支援パートナーと連携し実施した事前調査によると、人々は食糧、水、医療用品、そして毛布、マットレス、調理器具などの基本的救援物資を必要としています。

 また、UNHCRは性的暴力や拉致などの被害者を含め、危険にさらされている人々や特別な配慮を必要とする人々を特定し、最も弱い立場にある人々の状況をモニタリングしています。さらに、避難民を受けて入れている人々や地元のコミュニティーの負担を軽減するために、シェルター支援の必要性を判断する予定です。

 コンゴ民主共和国東部での暴力行為と戦闘のため避難を強いられた人々の数は、180万人以上になります。

原文 : At least 35,000 Congolese civilians displaced by fighting in South Kivu province
ソース : UNHCR News Stories
日付 : 2009年7月24日
日本語訳 : 浜本妙子(国連UNHCR協会ボランティア)

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