





















|
 |

HOME > UNHCRの難民援助活動 > LRAの新たな暴力行為により、コンゴ人数千人が避難
LRAの新たな暴力行為により、コンゴ人数千人が避難
これは、アンドリュー・マヘシク(Andrej Mahecic)UNHCR報道官が2009年8月7日にジュネーブの国連欧州本部で行った発表の要約です。
ウガンダの反政府勢力、神の抵抗軍(LRA)がコンゴ民主共和国北東部のオリエンタル州で度重なる攻撃を行い、2009年7月からの1ヶ月間で1万2500人のコンゴ人が家を追われました。
7月、LRAはスーダン南部とウガンダとの国境から西に100キロほどのところに位置するファラジェ(Faradje)で、一般市民に対して55回もの攻撃を行いました。また、オー・ウエレ(Haut-Uele)地方のドゥング(Dungu)にある村々も標的にされました。この地域は、5月には23回、6月には34回もの攻撃を受けていました。
2007年9月以来、LRAは1273人を殺害し、子ども655人と成人1427人を拉致しました。国内避難民の話によると、LRAにより多くの女性がレイプされ、家々は略奪され、放火されました。国連の統計によると、オー・ウエレ地方だけで22万6000人以上の人々が、また、バ・ウエレ(Bas-Uele)地方では4万2000人が避難しています。
同国内の奥地で起こっている人道的状況は依然として厳しい状況が続いています。国内避難民のほとんどは攻撃が続いているため家に帰ることができません。学校や教会といった公共施設で寝泊まりする、あるいは、わずかに蓄えていた食糧を分け合ってくれる友人や親戚などの元に身を寄せる人たちもいます。UNHCRの現地パートナーによると、一般用医薬品の供給率すら低く、病院は基本的な設備も整っておらず、飲用水は慢性的に不足しているとのことです。
これまでUNHCRや他の人道支援機関は、全避難民のうち45%の人々と接触を果たし、食べ物や毛布、寝袋や調理器具などの基本的な物資を提供してきましたが、安全の確保が難しい事から、大規模な支援物資の輸送は妨げられています。悪化しつづける治安と貧困、通行不能な道路事情は人道支援活動に支障をきたしています。国内避難民が集まっている地域の中には空路でしかアクセスできないところもあります。
小規模ながら支援は行われていますが、一時的に避難のため、毛布や寝袋、水汲み容器、調理器具、蚊帳、ビニールシートなどの支援物資を、大規模に輸送する必要に迫られています。7月、UNHCRは現地パートナーたちを通じて1074世帯に支援キットを配布し、中央アフリカ共和国との国境近くの町、ドゥル(Duru)とナングワカザ(Nangwakaza)の避難民5000人が恩恵を受けました。8月1日、2日には、さらに支援キット800組をウガンダに隣接しているアル(Aru)の家族に配布しました。UNHCRは国内避難民の支援ニーズを正しく評価するため、モニタリングを継続しています。
一方で、コンゴ民主共和国内におけるLRAの攻撃は近隣諸国にも影響を及ぼしています。スーダン南部に避難する難民2万1000人のうち、1万6500人は2008年11月以降にオリエンタル州から、その多くがファラジェにおけるLRAの攻撃から逃れてきました。ラス(Lasu)登録センターではこの3ヶ月で新たに2000人の到着者が登録され、食べ物や、仮設住居用のビニールシート、毛布、水汲み容器、調理器具、生理用品などの基本的な支援物資の提供を受けています。
原文 : New LRA rampage displaces thousands of Congolese
ソース : UNHCR Briefing Notes
日付 : 2009年8月7日
日本語訳 : 松浦亜矢(国連UNHCR協会ボランティア)
|
 |