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コンゴ国内避難民、ゴマ近郊のキャンプへ
2007年11月12日頃コンゴ民主共和国の北キブ州で起きた戦火から逃れるために一時避難していた多数の国内避難民が、再び避難民キャンプへ戻りつつあります。
戦闘が11月13日の遅くには下火になったのを受けて、15日の朝までには北キブ州の州都ゴマの西15キロに位置するムグンガĄとムグンガ˘避難民キャンプへ、約2万の人々が戻ってきました。そのうち80%が、13日の夜明け後に付近の丘陵地帯で起こった政府軍と反乱軍と思われる勢力との戦闘の後、この二つの避難民キャンプから逃げ出した人々です。少なくともムグンガĄとムグンガ˘、Lac Vertのキャンプに避難していた3万8千人のうち、2万8千人が逃げ出していました。
「多くの人々が数時間のうちに逃げ出した13日の戦闘は、北キブ州の状態がいかに不安定であるということを表わしています。また一般の人々が、暴力や人権侵害の犠牲になる可能性は非常に高いのです」とUNHCRの緊急事態対応シニア・オフィサー(Senior Emergency Preparedness & Response Officer) であるゲルマイネ・バティオ氏(Germaine Bationo)は語りました。
ムグンガ避難民キャンプでは略奪行為がしばしば起きており、UNHCRが配給した雨や日光を遮るためのビニールシートがはぎとられていました。中には食料やその他の物品の不正売買に携わった者もいるようです。キャンプに暮らす人々はビニールシートがなくて困っています。
UNHCRは11月に入ってこれまでに7千枚のビニールシートをムグンガの2つの避難民キャンプで配布しましたが、UNHCRの現地担当者によると、15日には全て無くなっていました。支援物資は良い売値がつくため、ゴマの朝市でUNHCRが一枚7USドルで購入したビニールシートが、12USドルで売られていました。
国連の救援活動関係者は、略奪行為の大半は組織的かつ計画的に行なわれたものであると考えています。一方、キャンプに帰ってきた人々には集中豪雨を避けるすべも無く、また充分な食糧もありません。
ゴマで活動を行っている国連機関及び非政府組織は、国内避難民に対する新たな支援策を計画しています。2007年に入ってこれまでに5回も避難をしたという人々もいます。
この地域が落ち着きを取り戻したため、14日にはUNHCRはLac Vertからブヒンバ(2007年10月上旬にゴマ近くに設立された難民キャンプ)へ、国内避難民の人々の移動を再開しました。この移動は当該地域の生活環境を改善するための対応策の一環として、2007年11月7日に開始されたものです。
また、14日に、政府はラジオを通じて国内避難民たちに自分たちの避難民キャンプへ帰るよう促す情報キャンペーンを始めました。疲弊のためにムグンガ地域にある仮設住宅に歩いて戻ることのできない人々の為に、政府は移動手段の提供を約束しました。UNHCRの職員は拡声器を使って帰還を促しながらブレンゴ避難民キャンプやブヒンバ避難民キャンプを回っています。地元当局は、キャンプへ戻る避難民たちの移動を手伝うため、ゴマとムグンガを結ぶ道に沿ってオープントラックを配置しました。
北キブ州で繰り返される衝突の結果、当該地域における国内避難の状況は2003年に内戦が終わって以来、最悪となっています。北キブ州では2006年12月以降、約37万5千人のコンゴ人が家を追われましたが、そのうち16万人以上が10月から11月までの2ヶ月間で国内避難民となっています。現在、北キブ州の国内避難民は約80万人にのぼっています。
UNHCRは全当事者に対し、国内避難民及び民間人への攻撃をやめ、北キブ州及びその住民を脅かし続ける暴力行為を、交渉により解決するよう要請しています。
原文 : Displaced Congolese return to camps near Goma
ソース : UNHCR News Stories
日付 : 2007年11月15日
日本語訳 : 影山花恵(国連UNHCR協会ボランティア)
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