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アフリカ地域/コンゴ民主共和国

【緊急】コンゴ民主共和国で内戦激化、多くの国内避難民が避難を強いられる

コンゴ民主共和国東部では1990年代に起きた2度の紛争により、約120万人以上の国内避難民が発生していました。北キブ州での戦闘は2006年末より悪化し、2008年8月以降は戦闘の激化を受けて、同州だけでも新たに25万人以上が避難を余儀なくされ、約40万人の国内避難民が発生したと推定されています。同時に、ウガンダやルワンダに難民が流出しており、その数はさらに増え続けるだろうと見込まれています。この地域では、この10年間に渡り戦争、暴力、病気、飢え等による死者数が540万人にのぼっており、第2次世界大戦以降、世界最大の人道危機として危惧されています。
ナビ 【緊急】 UNHCRゴマ事務所 今井飛鳥 フィールド・オフィサー 緊急報告(2008年11月19日)
コンゴ・北キブ州で避難生活を強いられている数万人もの人々に、UNHCRは陸路、空路両面から支援物資を届けています。さらにUNHCRは、北キブ州にある、戦闘地域に隣接したキャンプに避難していた国内避難民の人々を、より安全な場所へと移動させるなど、緊急事態に対応しています。


詳細は、UNHCR本部・UNHCR駐日事務所ニュースをご覧ください。


元UNHCRゴマ事務所 所長で、現JICA アフリカ部客員専門員である米川正子さんからコメントが届いています。

「反政府勢力がコンゴ・北キブ州のルチュル(Ruthsuru)を支配し、そこにあった5ヵ所の避難民キャンプを破壊し、避難民は方々に散り去らなければなりませんでした。キブンバ避難民キャンプの住民もゴマ近郊に逃亡しています。私がUNHCR職員としてゴマに勤務中、これらのキャンプの避難民とは、キャンプを安全なところに移動するべきかどうか(と言っても安全な場所の選択がほとんどないのですが)、避難民キャンプの安全をどう強化できるかと、度々安全面について語ったこともあるので、今回の内戦再発はとても胸が痛みます。」

ナビ UNHCR本部のフォトギャラリーをご覧ください
ナビ 現地の様子を「フォトギャラリー」でご覧ください(1月19日追加更新)

コンゴ支援キャンペーン「Gimme Shelter」開始!

反政府勢力と政府軍の戦闘が激化しているコンゴ民主共和国の人々を支援するため、UNHCRは俳優のベン・アフレック氏の協力を得て、「Gimme Shelter」キャンペーンを開始しました。

このキャンペーンは、コンゴ民主共和国で人々がおかれている窮状とUNHCRの活動について認識を高め、支援を集めることを目的としています。ベン・アフレック氏は2008年11月に北キブを訪問し、キャンペーン用の映画「Gimme Shelter」を監督するという形で協力しました。
また、この映画のために、ローリング・ストーンズは楽曲「Gimme Shelter」を無償で提供しています。


今回のキャンペーンに寄せて、元UNHCRゴマ事務所長で、現JICAアフリカ部客員専門員である米川正子さんからコメントが届いています。

「コンゴ東部は90年前半からずっと紛争、そして人道危機が続いています。この紛争の背景は大変根深いもので、解決難解と思われますが、紛争を始めるのも終えるのも人間次第です。つまり、政治的意思(Political will)、言葉を言い換えると、皆様からの関心で状況は変われると信じております。今回のようなキャンペーンをきっかけに、コンゴ東部の問題に関心を持っていただき、そこでの紛争と関連している我々の日常生活を見直しませんか。」

ナビ UNHCR駐日事務所プレスリリースはこちらから
ナビ 「Gimme Shelter」のスクリプトはこちらから
ナビ 「Gimme Shelter」キャンペーンサイト(UNHCR本部サイト、英語)
ナビ 【NEW】UNHCRゴマ事務所 所長 米川正子 レポート (2008年7月)
ナビ UNHCRゴマ事務所 所長 米川正子 緊急報告 (2007年12月26日)
ナビ UNHCRゴマ事務所 所長 米川正子 緊急レポート (ニュースレター「With you」12号)PDF(892KB)

戦争のトラウマに苦しむ難民たち

人形を作るレオカディーさんと彼女の子どもたち戦争が終わっても、戦争中の辛い体験は人々の心に深い傷となって刻まれています。レオカディーさんの自宅は、1998年にコンゴ東部で内戦が始まると反政府軍にたびたび襲撃されるようになりました。彼女は夫と共に子どもたちを連れてルワンダの難民キャンプを目指しました。しかし、途中で夫と息子とはぐれてしまい、未だに2人が無事に生きているかどうかもわかりません。キャンプに連れてきた当時は幼かった2人の娘は、8年のキャンプ生活の間に大きくなり、学校へ通う年になっています。レオカディーさんは最近、娘たちにおいしい食べ物を買ってやりたいと思い、人形作りを始めました。人形はルワンダやコンゴの働く女性たちをモチーフにしたもので、細かいところまで丁寧に縫った力作です。人形作りを通じて彼女が得ているものはわずかな現金収入だけではありません。人形作りに専念している間は、辛い過去を思い出さなくてすむのです。レオカディーさんのように戦争のトラウマに苦しむ難民は数多くいます。(2006年11月21日付け UNHCR本部ニュース抜粋翻訳)

国内避難民の人権を守る

UNHCRから衣服を受け取り喜ぶ国内避難民の子どもたちコンゴ国内で避難している人の数は115万人と推定されています。彼らの保護もUNHCRの重要な役割の一つです。例えば、コンゴ国内では、戦闘が終わった地域でも政府軍の兵士を含む武装勢力による暴力行為が横行しています。UNHCRは国内避難民の人権を守るため、活発な啓発活動を行い、兵士を対象に国内避難民の人権に関する講義を行っています。

また、国内避難民の多くは、シェルターや食料、飲料水が不足し、教育や保健衛生などのサービスも十分に行き届いていない環境下に置かれています。UNHCRは彼らが基本的な人権を享受できるよう、生活環境の改善に努めています。

さらに、東部のイトゥリ県では、これまで国内避難民と地元住民の間で土地の取り合いが頻発し、死傷者が出る事件に発展することもしばしばありましたが、UNHCRは地元政府と協力して土地問題調停機関を設け、平和的な解決を促しています。

ふるさとへの帰還

2008年、UNHCRでは、約8万人にのぼるコンゴ難民の、南キブ州、カタンガ州、オリエンタル州への帰還を計画しています。難民には、UNHCR職員やラジオなどを通じて帰還先の治安状況などの情報が提供され、ふるさとまでの交通手段も提供されます。また、新たな生活を始める上で必要なビニールシートや食糧などの支給、および、帰還民の自立を促すため、マイクロクレジットなどを活用して収入を得られるようにするプロジェクトも計画されています。2008年、UNHCRでは約60%の帰還民が基本的な医療サービスを受けられること、また80%の人々が帰還後3ヶ月以内にシェルターに住むことができることを目標としていました。

恒久的解決に向けて、皆様の温かいご支援をお願いします。

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<コンゴ民主共和国 最新ニュース>

2009年

10月16日 ア ントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官、コンゴ東部の国内避難民を 忘れないよう世界に強く要請(UNHCR本部ニュース・翻訳)

8月28日 コンゴ民主共和国:避難民の現状報告(UNHCR本部ニュース・翻訳)

8月7日 LRAの新たな暴力行為により、コンゴ人数千人が避難(UNHCR本部ニュース・翻訳)

7月30日 映画を通じて広がる性的暴力への理解(駐日事務所ニュース)

7月24日 3万5000人以上の一般市民、南キブ州での戦闘により避難(UNHCR本部ニュース・翻訳)

5月22日 UNHCR、コンゴ民主共和国東部の一般市民に対する残虐行為に懸念(UNHCR本部ニュース・翻訳)

4月21日 コンゴ東部、10万人以上の市民が武装勢力の襲撃のため、避難(駐日事務所ニュース)

2月17日 Number of Congolese fleeing Lord’s Resistance Army tops 15,000(英語)

1月27日 Congolese refugees flee to Sudan to escape Lord’s Resistance Army(英語)

1月16日 Survivors of Lord’s Resistance Army attacks urgently need assistance(英語)

1月13日 UNHCR concerned about displaced Congolese and continuing LRA attacks(英語)

1月6日 UNHCR visits Congolese towns attacked by Lord’s Resistance Army(英語)

2008年

12月16日 UNHCR concerned about violence in North Kivu as aid worker killed(英語)

12月3日 UNHCR、弱い立場にあるコンゴ人たちをより安全な場所へ

12月2日 UNHCR、コンゴ民主共和国への緊急支援に対し日本政府から約180万米ドルの資金協力を受ける

11月28日 約1万3000人のコンゴ人、ルチュルの戦闘をかいくぐってウガンダへ避難

11月21日 Tension mounts in two Congolese camps after woman shot dead(英語)

11月20日 UNHCR and partners rush to complete new camp in eastern Congo(英語)

11月19日 Tough challenges face Congolese returnees to South Kivu(英語)

11月19日 UNHCR、キブ北部の避難したコンゴ人へ、極めて重要な緊急避難所一式を空輸

11月10日 UNHCR,事態が悪化するコンゴ民主共和国停戦の呼びかけを後押しする

11月7日 UNHCR IDP Operation in the Democratic Republic of Congo(英語) PDF(312KB)

10月30日 30,000人ものコンゴ人がキブ北部の国内避難民キャンプへ向けて逃亡

10月30日 4万5000人ものコンゴ人国内避難民がキャンプを逃れ、ゴマに流入

7月14日 使命をもったウィニペグの難民ラッパー(UNHCR本部ニュース・翻訳)


6月18日 UNHCR、南キブ州における対立を緩和し、協力しあうための取り組み(UNHCR本部ニュース・翻訳)

3月12日 国際女性の日:コンゴ民、難民女性の被害に焦点を当てた携帯メッセージ(駐日事務所ニュース)

2月26日 サッカー元日本代表の中田英寿氏、コンゴ民主共和国東部で避難生活を強いられる子どもたちにサッカーボールを寄贈(駐日事務所ニュース)

2月14日 UNHCR、5万5000人のカタンガの人々へ食糧以外の支援物資を届ける(UNHCR本部ニュース・翻訳)

2月7日 北キブ州での避難民、和平合意後の新たな戦闘により避難を強いられる(駐日事務所ニュース)

1月29日 UNHCR、コンゴ難民の帰還を再開(駐日事務所ニュース)

1月25日 UNHCR、北キブ州の和平協定を歓迎(駐日事務所ニュース)

1月24日 UNHCR、北キブ州の和平協定に慎重ではあるが歓迎(UNHCR本部ニュース・翻訳)

2007年

12月21日 アントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官、コンゴ民主共和国のカビラ大統領と会見(駐日事務所ニュース)

12月21日 コンゴ難民、ザンビアから陸路と水路で故郷へ帰還(駐日事務所ニュース)

12月21日 アントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官、北キブ州での戦闘終結を要請(駐日事務所ニュース)

11月23日 戦闘による北キブ州の新たなUNHCR現地事務所開設への阻害(駐日事務所ニュース)

11月15日 コンゴ国内避難民、ゴマ近郊のキャンプへ(UNHCR本部ニュース・翻訳)

10月19日 国内避難民が北キブ州の新しい避難民キャンプに移動(UNHCR本部ニュース・翻訳)

9月13日 コンゴ人数万人、ウガンダ国境付近の町に避難(駐日事務所ニュース)

9月6日 北キブ州の治安悪化でコンゴ難民が急増(駐日事務所ニュース)

9月3日 北キブ州の情勢悪化によるコンゴ避難民の急増(UNHCR本部ニュース・翻訳)

7月13日 コンゴ民主共和国、急増する避難と残虐行為に深まる危惧(UNHCR本部ニュース・翻訳)

6月13日 UNHCR幹部、北キブ州の避難民地区へ画期的な訪問(UNHCR本部ニュース・翻訳)

4月2日 グテーレス国連難民高等弁務官、アンゴラ難民の帰還完了に際し、アンゴラにいるコンゴ難民が次の課題と強調(駐日事務所ニュース)

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