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スーダン難民5,400人をチャドの難民キャンプへ移送
スーダン・ダルフール西部で新たな紛争が勃発し、その後2ヶ月間にわたり、約5400人の新たなスーダン難民がチャド東部にある2つの難民キャンプに移送されました。しかしながら、未だに約8千人の難民がスーダンとチャドの国境沿いに取り残されていると見られています。国境線沿いでは度々戦火が勃発し、武装グループはチャド国内へも攻撃を広げています。4月13日には国境の村ビラクで空爆がありました。このような不安定な状況下、難民の移送は困難を極めています。
UNHCRは3月初めに国境沿いに取り残された難民の移送を開始し、新たな難民のうち5287人をチャドのコウノウングー(Kounoungou)難民キャンプへ移送しました。この難民たちの約90パーセントは女性と子どもたちです。コウノウングー難民キャンプは最近規模を拡大し、現在約1万8900人の難民を保護しています。しかしキャンプは既に収容の限界に達しており、UNHCRは15日に新たに到着した難民を、コウノウングーから20キロ離れたマイル(Mile)難民キャンプに移送開始しました。
UNHCRチャド事務所のキャサリン・ハック(Catherine Huck)副代表は次のように語りました。「難民は数々の苦難に遭遇しましたが、現在コウノウングー、マイル難民キャンプに無事保護することができ、我々も安堵しています。少なくとも救援物資を届けることができますので。国境の治安状況が再び悪化しないことを祈ります。難民の移動は、移送が困難となる雨季の始まる前に終える必要がありますが、あと2ヶ月しか残された時間はありません。7月に入ればビラクへのアクセスは困難になるでしょう。」
UNHCRはさらに4千人の難民を保護するために、マイル難民キャンプの拡大を図っています。マイル難民キャンプでは、現在1万6200人のスーダン難民が避難しています。約600キロに渡るチャド・ダルフール国境沿いでUNHCRが運営している難民キャンプは現在12ヶ所あり、コウノウングー及びマイル難民キャンプはこのうちの2つです。すべての難民キャンプで保護されているスーダン難民は25万人を数えます。
現在国境沿いに滞留している難民8千人については、すべての人々がキャンプへの移動を希望するとは限らないため、現地事務所のスタッフは難民への説得を続けています。ゲレダ現地事務所のジョージ・ホリー(Jorge Holly)所長は次のように語りました。「ビラク南東部には約5千人の人々が避難しており、その多くは女性と子どもたちです。UNHCRは現地で保護活動を続けており、家庭訪問やグループリーダーとの対話を通じてキャンプの安全性を説明し、雨季が始まる前にキャンプへ移動することが大切だ、と説得しています」。キャンプでは到着後すぐにメディカル・チェックを受けることができ、また子どもはワクチン接種を受け、家族にはテントと生活用品が配給されます。テントは、難民自身が頑丈な泥レンガの家を建てる迄の一時的な仮設住居として利用されます。
原文 : UNHCR transfers 5,400 Sudanese refugees to Chad camps
ソース : UNHCR News Stories
日付 : 2008年4月13日
日本語訳 : 高山くみ子・依光映子(国連UNHCR協会ボランティア)
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