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中央アフリカのダルフール難民に生活改善の兆し

サム・ウアンジャにて配給された小麦粉を運ぶダルフール難民女性中央アフリカ共和国北東部サム・ウアンジャには、5月下旬に南ダルフールから2600人以上の難民が避難してきました。保護された時、彼らはわずかなマンゴーや野生の果物だけで飢えをしのいでいたといいます。ここ数ヶ月の紛争により、サム・ウアンジャの地元住民自身も被害を受けていますが、自治体と協力してダルフールからの難民を受け入れ、避難所作りに協力したり、や作物の栽培用の土地を彼らに与えて、ダルフール難民の受け入れをすすめています。

各支援団体は基本的な支援物資をはじめ、マラリアや下痢などの健康面の支援にも努力していますが、難民の生活状況は依然厳しいものです。支援物資は中央アフリカ共和国の首都バンギから950キロの道のりを運ばれてきますが、雨季に入って雨量が増えるにつれ、整備されていない道路での物資の運搬は困難なものになってきています。難民キャンプで生活する女性(20歳)は初めての子供を出産したものの、産後3週間経っても子供の経過は思わしくなく、「ここでの生活は大変です」と嘆きます。

しかし支援状況は、徐々に改善へと向かっています。UNHCRは難民キャンプを運営するチームを現地に派遣し、難民とともに防水シートで作られた避難所を設置し、基本的な医療サービス、食料や飲料水の提供を行っています。さらに地元自治体との協力で難民の法的保護が確保され、600人以上の子供たちが通う学校、簡易トイレ、食料を分配する施設が設置されました。またWFPは栄養価の高いビスケットなどを含む食糧支援を行っており、さらに51トン分の追加食糧が到着予定となっています。WFPによる食糧支援は7月10日現在までに総量105トンに上っています。WHO、FAO、NGO Triangleの諸機関も、各分野で人道支援を続けています。

ダルフール難民は、中央アフリカ共和国のほか、隣国のチャドにも流出を続けており、ダルフール紛争の影響は依然として近隣諸国へ広がっています。チャド東部に設置されたUNHCRの12の難民キャンプには、ダルフール西部から23万5千人もの難民が現在保護されています。アントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官は、ダルフール地方と隣接するこれら2国の国境沿いに国際治安部隊を配備するよう、再三の要請をしています。

原文 : Life eases slightly for refugees in corner of Central African Republic
ソース : UNHCR News Stories
日付 : 2007年7月10日
日本語訳 : 依光映子・高山くみ子(日本UNHCR協会ボランティア)



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