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アフリカ地域
アフリカ大陸は、54ヵ国に8億人以上の人口を抱える大きな地域です。UNHCRの全体予算の1/3以上がアフリカの難民・避難民支援に充当されています。緊急支援を必要としている地域、避難生活が長期化している地域、そして帰還民を受け入れながら復興過程を歩む地域など、各状況に応じた援助活動が必要とされています。
スーダン ・ ダルフール地方およびチャド共和国
スーダン南部では難民の帰還や復興事業が始まっていますが、その一方でスーダン西部のダルフール地方では、国連の調査団が「最悪の人道危機」と呼ぶ状況が続いています。アラブ系の民兵組織ジャンジャウィードがアフリカ系住民の村々を襲撃し、殺害・略奪・レイプを繰り返しています。このため、約27万人が隣国チャドへ避難し、約260万人がダルフール地方で避難生活を送っており、UNHCRは懸命に保護・支援活動を行っています。
スーダン南部
2005年1月9日、20年以上続いたスーダンの南北内戦を終結させる和平協定が成立しました。スーダン西部のダルフール地方で人道危機が続く一方で、この南北和平を機に、周辺諸国に避難していた55万人のスーダン難民と610万人の国内避難民がふるさとに帰還できる道が開かれました。2009年12月現在、約37万人の難民・国内避難民がふるさとへ帰ることができました。2010年、UNHCRでは少なくとも3万2000人の帰還を支援することを目標としています。
ケニア(ソマリア難民、ケニア国内避難民)
1991年以降、内戦状態にあるソマリアからは、多くの人々が難民・国内避難民として周辺国で避難生活を強いられています。2007年前半から暫定政府と反政府勢力の衝突が激化し、恒久的な解決に向けた目処は未だにたっておりません。周辺国のソマリア難民キャンプでは難民の大量流入によりキャンプは過密状態にあり、栄養失調など深刻な問題を抱えています。
2009年9月にはUNHCR親善大使アンジェリーナ・ジョリーが、ソマリアとの国境付近にある世界最大の難民キャンプであるダダーブを訪問しました。ジョリーはこのキャンプを、今まで自分が訪れた中でも「最も危機的な状況にあるキャンプの一つ」と評し、「もしこのキャンプでの暮らしがまだまともであると言うのなら、ソマリアでは一体どんな生活を送っているのだろうか」と話しました。
ウガンダ
ウガンダは、20年以上にも及ぶ内戦から逃れてきたスーダン難民、コンゴ東部の治安悪化による新たな難民の流入、さらに、内戦が長期にわたり、LRA(神の抵抗軍)などの民兵組織からふるさとを追われて国境を越えずにキャンプなどに身を寄せる国内避難民など、ひとつの国の中に性質の異なる難民・避難民問題を抱えています。
コンゴ民主共和国
コンゴ民主共和国では、2006年、40年ぶりに民主的な大統領選挙が行われ、日本も選挙監視団を派遣しました。一部では不安定な地域も残りますが、2008年には約30万人といわれるコンゴ難民のうち約7万2千人が周辺国から帰還すると期待されています。
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