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アフリカ地域
アフリカ大陸は、54ヵ国に8億人以上の人口を抱える大きな地域です。UNHCRの全体予算の1/3以上がアフリカの難民・避難民支援に充当されています。緊急支援を必要としている地域、避難生活が長期化している地域、そして帰還民を受け入れながら復興過程を歩む地域など、各状況に応じた援助活動が必要とされています。
スーダン・ダルフール地方、チャド共和国、および、中央アフリカ共和国
スーダン南部では難民の帰還や復興事業が始まっていますが、その一方でスーダン西部のダルフール地方では、国連の調査団が「最悪の人道危機」と呼ぶ状況が続いています。アラブ系の民兵組織ジャンジャウィードがアフリカ系住民の村々を襲撃し、殺害・略奪・レイプを繰り返しています。このため、28万5000人が隣国チャドへ避難し、約260万人がダルフール地方で避難生活を送っており、UNHCRは懸命に保護・支援活動を行っています。
南スーダン共和国
民族や宗教など、様々な理由で長年続いた南北内戦が終結し、2011年1月の住民投票を経て、同年7月9日に独立しました。各地に避難していた人々が、南部の故郷に戻ろうとしています。年内に150~200万人が北部から南部に帰還すると見込まれています。北部にくらべ、道路や水道、電気などのインフラが行き届いていない南部では、学校や病院の整備などの課題が山積し、南スーダン共和国への帰還と再建には長期支援が必要とされています。
スーダン難民
2011年9月に勃発したスーダン軍とSPLM(スーダン人民解放軍)との争いにより、2011年10月現在5万4000人のスーダン難民や庇護申請者がエチオピアに逃れており、3万2000人が3つの難民キャンプに身を寄せています。その多くはスーダンのブルー・ナイル州から逃れてきています。9月の軍の衝突時に避難してきた人々は、主に子どもや女性、お年寄りでしたが、ここ数週間は家畜を連れた男性も避難してきています。これは、紛争が激化し、男性が自分の村に残って家畜や財産を守ることさえ困難になってきていることを示しています。
コートジボワール緊急支援
西アフリカ・コートジボワールでは、2010年11月末に実施された大統領選結果をめぐって、現職大統領と野党指導者の双方が勝利を宣言し、大きな混乱を招き、多くの難民や避難民が発生しました。
ケニア(ソマリア難民、ケニア国内避難民)
1991年以降、内戦状態にあるソマリアからは、多くの人々が難民・国内避難民として避難生活を強いられています。2005年には周辺関係国の仲介の下、暫定政府が誕生しましたが、反政府勢力による激しい抵抗が続いており、恒久的な解決に向けた目処は未だにたっていません。周辺国のソマリア難民キャンプでは難民の大量流入によりキャンプは過密状態にあり、栄養失調など深刻な問題を抱えています。
ソマリア国内の長引く紛争に加え、この地域を60年に一度と言われる大干ばつが襲い、とにかく雨が降らず、作物が育たない状況が続いています。このため食糧価格が高騰し、人々は食糧・水不足による栄養失調に苦しんでおり、とりわけ子どもたちが深刻な栄養失調状態となっています。国連は2011年7月20日にソマリア南部で飢きんが発生していると宣言しましたが、現在その範囲は東アフリカ一帯に拡大しています。
ウガンダ
ウガンダは、20年以上にも及ぶ内戦から逃れてきたスーダン難民、コンゴ東部の治安悪化による新たな難民の流入、さらに、内戦が長期にわたり、LRA(神の抵抗軍)などの民兵組織からふるさとを追われて国境を越えずにキャンプなどに身を寄せる国内避難民など、ひとつの国の中に性質の異なる難民・避難民問題を抱えています。
コンゴ民主共和国
コンゴ民主共和国では、2006年、40年ぶりに民主的な大統領選挙が行われ、日本も選挙監視団を派遣しました。一部では不安定な地域も残りますが、2008年には約30万人といわれるコンゴ難民のうち約7万2千人が周辺国から帰還すると期待されています。
ベナン緊急支援
西アフリカ・べナン共和国では2010年10月に降り続いた大雨による洪水で、国内77地域のうち55地域が被災する大惨事となりました。被災者は68万人にものぼり、UNHCRはただちに緊急支援を開始しました。
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